2008年4月25日金曜日

HAYASHIYA

今日は、B級グルメの王道、ラーメンのお話です。ここ最近は異常なつけ麺ブームとなっていますよね。私もつけ麺は大好きですが、今やラーメンを凌ぐ人気と言っても過言ではないかもしれません。このはやし家というお店はブームになるずっと前から独自の味を展開しつづけている名店です。場所は新宿区百人町の大久保駅から徒歩5分くらいのところにぽつんと小さな建物があり、そこで営業しています。一見プレハブにも見えるラーメン屋さんです。メニュー構成は、ラーメンと、みそラーメンと、つけ麺の3品だったような・・・このお店に対する好感度を上げてくれたのが、普段は400グラムという超大盛りのつけ麺なのですが「少なめでお願いします」と言うと、なんと半熟卵またはメンマをサービスで追加してくれるのです。味のほうは、ブームの遥か前から味を追求していただけあり、最近よく見られる酢や砂糖が多すぎてスープのダシの持つ本来の旨みが殺されてしまっているつけ麺とは一味違います。というよりもダシとタレの味がめちゃめちゃ濃いです。私もそのまま飲んだことがありますが、飲みすぎるとムカムカしてしまいます。しかし、私のはじめてのつけ麺はなにをかくそうこのお店だったので、「なるほど、この濃いスープにつけて食べるからバランスがいいのか。これがつけ麺か。」と深く感動した次第です。このスープ、ただ濃いだけではなくカツオやサバの香りを存分に楽しめるように店主が試行錯誤して作り上げたのが容易に想像できる味です。濃くしょっぱいがその中に秩序というものが存在し、加えて麺との相性まで考えられたものです。ちなみにこの麺も今世間に出回っている麺(それはそれでおいしい麺だと思います)とは違い、つるつるとしていてちょっと甘みさえする良質の麺となっております。きっと最初に麺を作り、その後スープを研究し、さらに同時に味を高めていっているのでしょう。この「はやし家」雑誌などにもよくとりあげられ、行列ができていると書かれていますが、実際はそんなに長い時間並ばずに食べることができます。まだこのお店に行ったことがない方、つけ麺は食べたことがあるけどあまり好きではないという方は一度このお店に行ってみたほうがいいと思います。他のどこにもないオリジナルな、それでいて関東でも屈指のつけ麺を食べることができるはずです。これを書いているとだんだん「はやし家」のつけ麺が食べたくなってきちゃいました。

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