2008年4月27日日曜日

Menya-Goto

池袋の西口公園をぬけて少し歩いたところに「麺屋ごとう」というラーメン屋さんがあります。全国的にも有名な東池袋の「大勝軒」で修行をした兄弟が独立してできたラーメン屋さんです。実際従業員はその店主兄弟とおそらくそのお母様が定休日以外は毎日厨房にいます。このバイトを雇わないことからもラーメンに対して妥協は許さないという心意気を感じますね。メニュー構成は基本はラーメン(600円)ともりそば(600円)に麺をあったかかくするあつもり(600円)、それにその他トッピングを加えたものとなっています。特筆したいのがチャーシューやメンマなどのトッピングを足さなくても十分にボリュームのある具材が入っていることです。その内容はチャーシュー、メンマ、ねぎ、海苔、なんと卵までデフォルトで入っているのです。しかもそれぞれの具材が非常に高品質です。メンマも歯ごたえがよく味がしっかりとしていて、一切れだけの海苔はただのかざりではなく味と香がしっかりとしている名脇役ともいえる存在となっています。チャーシューはスープやその他の具材とぶつからないようになのか、薄味です。ごとうさんはスープのダシとしてこの味と肉質のチャーシューを入れているのだろうなと、勝手に思い込んでいます。なのでチャーシューは食べきらないことが多いです。とにかくこのボリュームでありながらこの価格設定には驚かされました。世間では卵はトッピングで入れるのが通例となっていますし、それでもどこのお店も大抵は650円くらいに設定しています。最近では原油が高騰したせいか多くのラーメン屋さんが値上げを始めました。それでもいまだにこのボリュームとこの価格を継続しているという事実には頭が下がります。別にどうしても安く食べたいなどと思っているわけではないのですが、この「麺屋ごとう」がお客さんとの関係をいかに大切に思っているかを価格からも表現しているような気がして感動すら覚えます。味のほうはもちろん最高です。「大勝軒」の味をそのまま使うのではなく間違いなく「麺屋ごとう」オリジナルの味です。特に「もりそば」を食べたあとにスープを足してもらうことが出来るのですが、一度これを飲んでしまうと、しばらくはこのスープが飲みたくて飲みたくて仕方がなくなる中毒のような状態になるほどです。

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