2008年4月26日土曜日
TSUTSUI
津々井という、マスコミなどにも取り上げられる有名な洋食屋さんがあります。お店の場所は中央区新川で、地下鉄日比谷線の茅場町駅から徒歩5分くらいのところです。内装は、シンプルで小奇麗な感じで、1階が厨房、2階と3階が客席となっています。なんでもこのお店、新川で57年もの歴史があるそうで、2代目の店主の越田健夫さんは、ホテルオークラでフレンチの修行をしたそうです。味のほうはさすがにフレンチらしく、どの料理も素材の吟味や仕上げのソースなどにもこだわっているようで、とても奥深い味わいです。人気のメニューは、ランチタイムなら数量限定の名物ハンバーグ丼(1050円)や、ステーキ丼(1580円)。なんと、このハンバーグ丼の自家製のデミグラスソースは20日間も煮込んで作られているそうです。丼の上に厚みがあって柔らかい肉質のハンバーグを乗せ自家製のデミグラスソースをかけ、その上に目玉焼きが乗っているというシンプルなつくりですが、このふんわりとしたハンバーグと、濃厚で深みのあるデミグラスソースの相性が抜群のハーモニーを作り出してくれます。おそらく、他の具材をこれ以上丼に乗せてしまうとこの味のバランスの邪魔をしてしまうのでしょう。夜メニューの一番人気といえばやはりタンシチュー(2100円)なのではないでしょうか?プレートには厚めのタンとポテトや野菜類が盛り付けられていて、タンにデミグラスソースをかけてあります。このタンシチューですが、なんと4時間以上も煮込んで仕上げているらしく、歯ごたえがあり、濃厚なデミグラスソースにもひけをとらない存在感があります。付け合せている野菜類はこの濃厚なタンシチューの味をさらに生かすために少し薄めの味付けがされています。それぞれの具材がそれぞれを生かしあう。それこそが本当に秀でた一品の条件であり、このプレートは見事にそれを体現していると思います。他のメニューはランチタイムなら、スタンダードなハムオムライス(1050円)、トマトソースをかけたトロトロオムライス(1380円)、中にドライカレーが入っているオムドラ(1380円)、ポークカレー(950円)などがあります。近くに行く用事があったときはまた食べに行きたいと思います。
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