2008年6月9日月曜日

Shisen

四川料理は、中華料理のなかでも、中国4大料理のひとつとして重要な位置にあります。四川料理の特徴は、様々な食材と調味料を使用して、一つの料理には一つの味を出すという伝統があることです。本場の四川料理は味付けが濃いようですが、代表的なメニューとしては、麻婆豆腐やエビチリソースやバンバンジー、などで中華料理としては最も親しまれています。また、四川料理は、日本料理ではまず使用しない調味料、香辛料をたくさん使います。唐辛子、山椒、はおなじみですが、八角や、花椒は聞き慣れないひとも多いのではないでしょうか。八角は香りが非常に強いので、普通は1、2片を入れるものです。この八角というものはとても硬く、普通は香りを出すだけで食べません。花椒は、四川料理に限らず、中華料理全般に欠かせない香辛料の一つです。中国ではとてもポピュラーな香辛料で、四川以外での地方では花椒粉を使います。分かりやすく言うと、よく麻婆豆腐にかかっている灰色の粉です。四川料理の料理人といえば日本では陳健一さんが有名で、都内に四川飯店というお店を構えています。お店の場所は赤坂で、コースは、三種別盛り冷菜、エビのピリ辛マヨネーズ炒め、フカヒレとやわらか牛肉の煮込み、太刀魚のサクサク揚げスパイシーソース、カリフラワーの蟹肉あんかけ、陳麻婆豆腐とご飯、季節のフルーツ入り杏仁豆腐からなる「6300円コース」と、四種別盛り辛味冷菜、牛肉とアスパラのあっさり炒め、大エビのピリ辛マヨネーズ炒め、土鍋入りフカヒレの醤油煮込み、鴨のクレープ包み焼き、ホタテとカリフラワーのクリーム仕立て、ご飯物、デザート二種からなる「1050円コース」と、季節のおすすめオードブル、和牛の辛子炒め、ホタテのバジルペースト炒め、土鍋入りフカヒレのピリ辛煮込み、鴨のクレープ包み焼き、伊勢エビのチリソース、ご飯物、デザートプレートからなる「13650円コース」があります。ここに来れば四川の何たるかを肌と舌で感じることができるでしょう。ランチタイムには、サービスランチや、ランチコースもありとてもリーズナブルなのでこちらを利用するのもいいかもしれません。

2008年6月8日日曜日

Taishou-ken

有名なラーメン屋さんの「大勝軒」というお店があります。この「大勝軒」という名前のお店はのれんわけも含めて沢山ありますが、大別すると3つの系列があります。そのうちの1つは永福町の「大勝軒」、もう一つは東池袋の「大勝軒」、そして丸長系の「大勝軒」です。特に有名なのがつけ麺として有名な「もりそば」を考案した山岸一雄さんが1961年に独立して、東池袋にお店を開いた「大勝軒」です。このお店で修行した弟子達が独立したお店は数多くあり、「大勝軒 ○○店」という名前のお店から、「麺屋 ごとう」や「七福神」などが有名で、必ずメニューに「もりそば」があるのが特徴です。山岸さんは、中学校を卒業してすぐに上京し、都内で旋盤工として働いていましたが、現在の中野大勝軒の坂口さんに誘われ、阿佐ヶ谷の栄楽で修行を始めました。そこで基礎を学び東池袋に開店するに至りました。2007年には池袋再開発のために、惜しまれながらも閉店しましたが、2008年の1月にはお店の場所を変えて再開し、2代目の飯野さんが店主を受け継いでいます。このお店の代名詞ともなっている「特製もりそば」はもともとお店で食べていたまかないで、茹で上がった麺をザルから丼に移すときに、ザルに残った麺を集めて器にとっておき、それをスープ、唐辛子、ネギなどを入れた湯のみに入れてざるそばのようにして食べていたものでした。それは子供の頃からそばに親しんでいた、信州出身の山岸さんならではのひらめきで、食べ物を粗末にしてはいけないという思いから生まれたものでした。それを常連客が見て、食べたところ大好評で、それがメニューに加えるきっかけだったそうです。魚と動物系の味が混在したスープはやや甘めで、くどく感じる人もいるかもしれませんが、もちもちした麺をからめると不思議とすっきりとした味になるからおどろきです。具はチャーシュー、メンマ、海苔、といたってシンプルです。店舗によっては、玉子が入っていたり、スープの味、麺の質は違いますが、おいしいものをたくさん食べることができるというコンセプトは同じです。そして「もりそば」の最も大きな特徴は一度食べるとクセになるという所でしょう。

2008年6月7日土曜日

Forza!!_Napoli

先日、「真のナポリピッツァ協会」のお話をしたので、今日は日本にある「真のナポリピッツァ協会」の認定店を紹介します。東京都世田谷区にある「フォルツァ!!ナポリ」というお店は質、サービス共にとても私好みのお店です。ここは大型のスクリーンでイタリアのプロサッカー、「セリエA」などの試合も放映するというとことんナポリなピッツェリアで、ワールドカップの時はスポーツバーさながらの盛り上がりも見せます。間もなく北京五輪が開催されるので、そのときも盛り上がることは間違いないでしょう。だだ、盛り上がるだけではないのがこのお店のサービスが優れているといえるところで、客席はフロアごとに雰囲気が変わります。メインダイニングの2階席は、カジュアル&シックな大人の食堂となっており、友人との会食などにも使えます。ワインなどをゆっくりまったりと味わうならばソファのあるリラックスムードの3階席もあります。一人で楽しみたいのならばバールでもある1階のカウンター席を使用することもでき、誰とどう過ごしても楽しめるお店なのです。さらにすばらしいのが、深夜になっても営業している点です。ディナーは18時から明け方4時までノンストップで、テイクアウトはもちろん、近隣ならばデリバリーも受けている、さらには前日までにディナーを予約すれば渋谷までの送迎サービスまであるという普通では考えられないようなサービスを展開しています。メニューのラインナップも迷うほど豊富で、前菜は冷たいものと温かいものが合わせて30種類近くもあります。ピッツァは当然「真のナポリピッツァ教会」のお墨付きなので本場のナポリピッツァを味わうことができます。ピッツァのほうもオリジナルメニューを多数揃えており、レギュラーメニューだけでも30種類以上もあります。さらに日替わりのメニューや月替わりのメニューまであるので、何度訪れても飽きることはありません。初夏の新作は、素焼きした生地の上に、フルーツトマトや一口サイズのモッツァレラなどを盛り込んだ「フォカッチャ・アッラ・コンタディーナ」というさっぱりとした爽やかな料理です。

2008年6月6日金曜日

Napori_Pizza

1950年頃にはピッツェリアは、ナポリに30店舗ほど、海外には10店舗ほどしかなかったそうです。しかし、30年もたたないうちに世界中に広がりました。しかし中にはこれが「ピッツァ」と呼べるのかといった代物を出すお店もあったようで、「真のナポリピッツァ」を守るために、84年に「真のナポリピッツァ教会」が発足しました。協会の目的は、真のナポリピッツァを作る職人の伝統技術を評価し、後世に伝えることです。そのための職人の育成、真のナポリピッツァを提供する店の認定、認定店がレベルを保っているかのチェックなどが、現在の主な活動です。また、年に1度、9月に「ピッツァ・フェスト」を開催しています。これは、本物のナポリピッツァを広めるためのイベントで、今年は9月11日~21日に開催予定で、簡易の窯を30~40基ほど設置して10万枚のピッツァを焼きます。協会が提唱する「真のナポリピッツァ」の条件とは何か、といいますと、生地の材料は、使うのは小麦粉、酵母、塩、水のみで、オリーブオイルは焼く前に上からふりかけるのみで、決して生地に混ぜ込んではいけないというルールがあります。材料の配合や製法はもちろん、生地を練るミキサーの機種にも規定があり、手で練ったように仕上がるマシンを使うことが望ましいそうで、生地は必ず手で伸ばします。焼く時は、薪釜の床面にじかにピッツァを置くこと、そして薪にはブナや樫を使いますが、微妙な温度調節は木くずを加えて行います。仕上がりはナポリピッツァの代名詞でもあるコルニチョーネが自然に膨らみ、よい焼き色がついているのが理想で、使う具材に関しては、トマト、モッツァレラはもちろん、その他のチーズやオリーブオイルなどにも産地や種類選びのガイドラインも設けています。日本にも協会の認定店が28軒あります。日本の認定店は協会の規約をきっちり守っているお店が多いようで、当然美味しいナポリピッツァができあがるわけです。日本料理とピッツァは似ているところもあると言われ、それは素材の味を活かして料理をするという点です。ナポリピッツァも同様に美味しい食材を生地に乗せて焼き上げる調理法で、それが日本でも人気がある秘密なのかもしれません。

2008年6月5日木曜日

Reikasai

世界中からの来訪者を虜にしてきた北京の由緒ある名店、「厲家菜」(レイカサイ)が六本木に進出し、好評を得ています。エントランスに入ると、大胆な花のしつらいとあでやかな衣装が飾られています。高い天井で清潔感が溢れるシンプルデザインの個室はくつろげる広さです。清王朝時代から伝わるレシピは、美食家であった女帝、西大后が普段食していた料理を再現したもので、「厲家菜」にのみ伝えられていたため日本ではここでしか味わえません。場所は港区六本木にある六本木ヒルズのけやき坂通りで、地下鉄六本木駅から徒歩5分くらいの所です。営業時間はランチが11:30から13:30で、ディナーが18:00から20:30で、混雑するのはランチの時間帯です。料理はコースのみで、まず前菜が出され、その後に一皿ずつ料理が運ばれてきます。そして最後にはデザートですが、料理には化学調味料を一切使わず、季節感を重視し、栄養バランスを考えて、一品一品が丁寧に作りだされたものばかりです。高級食材もふんだんに使用していますが、真の素材のよさや持ち味を十分に生かすことに重きを置いており、その味は非常に上品な味わいです。ランチの時間帯のコースには、前菜10品、主菜3品、スープ、デザートの「10500円のコース」と、前菜12品、主菜3品、スープ、デザートの「15750円のコース」があり、これは一人分の値段です。ディナーの時間帯には、前菜15品、主菜3品、スープ、デザートの「21000円のコース」、前菜15品、主菜4品、スープ、デザート2品の「26250円のコース」、前菜10品、主菜、4品、スープ、デザート2品の「31500円のコース」、前菜15品、主菜5品、スープ、デザート2品の「36750円のコース」、前菜15品、主菜6品、スープ、デザート2品の「47250円のコース」があります。コースの内容は、牛フィレ肉の揚げ物や、乾し鮑など、ボリュームのある料理もあるのでかならず満足するでしょう。店内に一歩入れば日常と切り離された清王朝時代の世界、舌が喜び、会話も弾む絶品料理、ここぞというときには是非利用したい場所です。

2008年6月4日水曜日

Gyu-Gyu

港区、西新橋の「炭火焼肉Gyu-Gyu」。焼肉が好きな方ならその名前は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。この「Gyu-Gyu」は、牛肉を専門に扱って80年の卸会社が直営するお店で、全国のブランド牛より、季節や牛のコンディションも加味した選りすぐりの肉がそろいます。よく言われる「1頭買い」もここでは当たり前のことで市場内に大型の貯蔵庫を持ち、牛1頭1頭の個性に合わせて熟成を施していきます。それによって最高品質の肉が完璧な食べごろでお店へと運ばれてくるのです。見事なサシが美しくはいった肉はまさに芸術品で、テーブルにつけダレは置いてなく、うっすらと下味のついた肉を七輪で軽く焼いて、そのまま口に運びます。最高級の肉に無駄な調味料は要らないというこだわりの結果で、角のとれたまろやかな味わいで、脂がほんのり優しく絡んできます。見事な霜降りでありながら脂のしつこさがほとんどないというのも特徴のひとつです。人気のメニューは、「これ以上のカルビはない」とまで店長さんが自身を持っているという「特選カルビ」が1人前2480円。そしてこれほどサシのはいったロースは貴重で、独特な甘みが楽しめる「特選ロース」が2480円。料金はそれなりですが、その分味も最高級のお肉です。ランチの営業では「プルコギ定食」(850円)や「石焼ビビンバ」(850円)。他に、限定でA5ランクの和牛を使用した「カルビキムチセット定食」(900円)や「和牛極上焼肉セット」(1600円)などもあります。お店は新橋駅をでてから外堀通りを少し歩き、細い路地を入ったところのビルの地下にあります。店内ではR&BやHIPHOPも流れ、内装も明るく、軽やかな活気に満ちています。焼肉は七輪で食べますが、強力な排気ダクトがあるので煙や臭いの心配は無用です。座席数は32席と多くはないので予約が必要です。鮮度を大切にする焼肉屋さんではよく見かける黒板はこのお店にもあり、レジ横に置いてある黒板には、メニューだけではなくその日に使用する肉が明示されます。牛肉に精通した店長はほぼ毎日市場へ出向き、納得の行く和牛のみをセリ落とすそうです。

2008年6月3日火曜日

Japanese_amberjack

ブリという魚はスズキ目アジ科ブリ属の魚で、成長するにしたがって呼び名が変わる「出世魚」の一つです。関東では、「ワカシ~イナダ~ワラサ~ブリ」、関西では「ツバス~ハマチ~メジロ~ブリ」と呼び名が変わります。この呼び名は大きさ(重さ)で変わり、ブリと呼べるのは7~8kg以上のものとされます。出世するというので、正月の食材としても縁起がいいとされています。ブリの幼魚は春から夏に北上し、成長して冬から春にかけて南下して戻ってきます。北海道から日本海は下ってきた天然ブリは「寒ブリ」と呼ばれ、高値で取引されます。この「寒ブリ」の中でも、日本一おいしいと言われるのが富山・氷見産のブリです。富山湾では11月の終わり頃になると、猛烈な風と激しい雷が起こり海が荒れる日があるのですが、この荒天を「ぶり起し」と呼んでいます。これが冬のブリ漁が始まる合図で、12月から3月まで、脂ののった最高のブリが捕れるのです。つまり、今の梅雨の時期は天然ものはいないということなんですね。ブリを美味しく味わうなら、刺身、にぎり、照り焼き、大根と生姜と一緒に甘く煮付けた「ブリ大根」など。ブリのアラからダシも出るので汁ものに使えば、一尾まるごと無駄なく食べつくせてしまいます。他のおすすめの食べ方は、薄切りにして、沸かせたダシにさっとくぐらせるブリしゃぶです。つけダレには醤油よりもポン酢が良く合います。今の時期は養殖したブリがメインとなりますが、現在は養殖されたブリのことをハマチと呼ぶことがあります。ただ、熱を加えると生臭みが出ることがあるので、ブリ大根にはブリを使ったほうがいいです。しかし、養殖さればブリまたはハマチも脂がのっていて美味しいものです。ブリと違って身が柔らかめですが脂とあいまってトロリとした食感がありあす。養殖魚でも臭みはあまりなく、かえってブリよりも味が濃厚だからハマチのほうが好きという人もいるほどです。ブリに含まれる成分には体力維持などに効果があるようです。多く含まれているタウリンには、疲労回復の効果があり、ビタミンDが豊富なので、骨格を形成するさいにも重要な役割を果たします。季節の食材というものは反対の季節になるほど恋しくなってしまいますね。

2008年6月2日月曜日

CHICAGO

都営三田線の板橋本町駅から徒歩3分くらいのところに「AMERICAN_STYLE_STEAK_HOUSE CHICAHO」というステーキハウスがあります。ここのレストランのオーナーは元お肉屋さんのようで、そのオーナーが「美味しいお肉を、安く、お腹いっぱい沢山の人に食べてもらいたい」という思いから始めたお店だそうです。店内はログハウスをイメージしており昔のアメリカを意識しているようです。都内にしてはアットホームな感じで、従業員の方もとてもフレンドリーです。とりあえず始めてということもあり、注文したのは定番風のシカゴステーキ(200グラムで1700円)です。ライスは大盛りサービスだったのですが、ここは遠慮して普通盛りにしました。ちなみに大盛りを注文した人のライスは山盛りできていました。しばらくするとシカゴステーキが登場です。鉄板の上でジュージューと激しく肉汁を飛び散らせながら出てくるあたりがとてもワイルドで、まさにアメリカンです。基本的にはここのステーキには下味しかついておらずバターが乗っているのみです。それにお好みで醤油やニンニクを使用して味をつけて食べるのですが、赤身のお肉なのでボリュームの割りには全然くどくなく、お腹一杯になっていてもまだまだ食べることができそうな感じです。高級な焼肉屋さんで食べる焼肉もおいしいのですが、同じ肉を焼く料理なのに全く別のおいしさです。例えるならバーベキューで自分好みのサイズのお肉の塊を焼いて自分好みの味付けでほおばっているような感じでしょうか。そして食後にコーヒーを出していただきましたが、このアメリカン・コーヒーが一風変わった器に入って出てきます。使い古されたアルミの塗装がはげかかったカップなのですが、それがまたこのお店にマッチしておりいい味をだしてくれます。他のメニューは、「カウボーイステーキ」(400g)や「ロッキーハンバーグ」(500g)など食べ応えのありそうなものばかりです。サイドメニューとしても、「タコス」や「チョリソー」などがあり、軽くお酒を飲む目的で、バーとしても使えるお店です。しかし、この「CHICAGO」はやはりがっつりと食べれるような体調のときにがっつりと食べたいお店です。

2008年6月1日日曜日

ANAGO

煮たり締めたりといった江戸前ずしを特徴づけている仕事の数々は、もともとは保存性を高めるために生まれたと言われています。流通も未発達で、冷蔵庫もなかった時代の知恵なのと同時に、そのままでは寿司にできない魚介を、握っておいしい素材へと生まれ変わらせるのもまた仕事の重要な役割です。その最たるものがあの、アナゴなのです。口に入れればやわらかく、とろけるような舌ざわり、味わいは甘さも辛さも突出せずに、ただうまいものだけを感じさせてアナゴ独特の香りが鼻の奥へとぬけていく、そんなアナゴに煮上げるために、一流のすし屋さんなら素材選びにも煮仕事にも手を抜かず、そのお店なりの特色をだすように精進します。「アナゴを食べればそのお店のレベルが分かる」とか「すし屋が100あれば、アナゴの煮方は100通りある」と言われるようにまさに千差万別の食材なのです。アナゴは仙台湾や瀬戸内海、三河湾などでもとれますが、東京のすし屋さんは東京湾で取れたアナゴにこだわります。それは単に江戸前のこだわりではなく、質がいいからなのです。羽田沖のものが最高とされていますが、小柴や子安産も名が通っています。旬は6月から7月で、背開きにして骨をのぞき、ほどよく調味した煮汁で煮ます。仕事の内容はただそれだけなのですが、シンプルだからこそ奥が深いのです。煮汁は水に酒にしょうゆ、みりんが基本的なもので、なかには注ぎ足し注ぎ足し、アナゴの脂やゼラチン質を含んだ煮汁をずっと使い続けているお店もあります。落し蓋をするもしないもそれぞれならば、煮る時間もさまざまです。脂が乗っていればやわらかくなるのも早いので、煮る時間は魚によって変えるのです。煮たアナゴを握る前に軽く火であぶるというお店も多く、アナゴの握りは従来、このあぶったタイプと、やわらかく煮上げてそのまま握るタイプの2タイプに大別されていましたが、最近ではあぶるお店が多いです。アナゴは煮上がりがいちばんやわらかくて美味しいとされており、あぶって熱を加えることで、美味しさを呼び戻すという手法です。なかには作りおきはせずに煮上がったばかりのアナゴを握っているという、手間を惜しまないお店もあるようです。

2008年5月31日土曜日

RISTORANTE RUBY

港区六本木にあり、イタリアンレストランでありながら早朝5時まで営業するこのお店では「リアル東京キュイジーヌ」という新しい料理のカテゴリを提唱しています。そのお店の名前は「RISTORANTE_RUBY」。イタリアの伝統と東京の豊富な食材をコラボレートし進化させた、新しいイタリアンに出会うことができます。店内の1階の右手にはシャンデリアが輝いていてとてもゴージャスな雰囲気です。深夜の時間帯の1階はハウスミュージックも流れるライトな雰囲気ですが、2階には個室風のソファ席があり、シックなムードを醸し出しています。席数は、テーブル席が68席、カウンター席が12席、ソファ席が16席です。周辺のビジネスマンが接待の席として使用するほか、霞が関などからわざわざ来店する人も多いとか。ワインはなんと500種類以上も揃っており、大切なおもてなしの時にも活躍します。メニューは「伊勢海老の冷製仕立て 数種のトマト添え スパイシーソース」(3500円)、「自家製フィットチーネ 旬の生ウニと浅葱のシンプルなクリームソース」(1800円)、「フランス産ホロホロ鶏胸肉とフォアグラのサンド マデラ酒ソース」(5200円)、「岩手県産和牛フィレ肉のグリル バルサミコのレデュクション」(6000円)、「那須地鶏のロースト 柚子胡椒風味」(2300円)、「キターラパスタのペスカトーレ ルビースタイル」(3600円)など、地鶏のローストを柚子胡椒風味に仕上げたり、カジキマグロにわさびソースを使ったりと、正統派イタリアンでありながらも、ここでしか食べることのできない食材を使ったイタリアン料理ばかりです。営業時間は17:30からと、オープンは普通のレストランと同じですが、早朝までの営業だからか料金はかなり高めに設定してあり、自腹で行くのは少しきついかもしれません。やはり六本木という場所がら、接待という名目で経費で行くのが最もスマートでしょう。しかし、朝の5:00にラストオーダーを注文したとして、この雰囲気の中から朝の六本木を通って家に帰るのも正しい使い方ではありませんよね。こんなときは近くのホテルに帰って寝るのがスマートではないでしょうか。

2008年5月30日金曜日

Delivery_Pizza

先日宅配ピッツァを注文しました。関東地方にはたくさんの宅配ピッツァがあり、有名なところだと、全国的に展開している「PIZZA-LA」や、アメリカの味を意識していて本気度バツグンの「DOMINO_PIZZA」あとは「CHICAGO_PIZZA」あたりが有名です。これらはほとんどアメリカから入ってきたデリバリーピザですが、少しマイナーなところで本場イタリアの味を追求しているデリバリーピザがあります。その名前は「ナポリの窯」です。全国的に展開しているわけではないのですが、完全に他の店舗とはピッツァの種類が違います。ピッツァメニューは、トマト、プチトマト、モッツァレラチーズ、ガーリック、バジルが入った「ナポリのマルゲリータ」、カマンベール、ゴルゴンゾーラ、ゴーダ、ステッペン、サムソーのチーズが乗った「5種類のチーズのピッツァ」、シンプルに、イカ、ツナ、エビ、貝柱の「ナポリの漁師風ピッツァ」、モッツァレラチーズとバジルソースだけの「バジルとモッツァレラチーズ」、ボローニャソーセージ、トマト、ハラペーニョ、ゴルゴンゾーラが乗った「炎のカラブリア」、荒挽きソーセージ、ゴルゴンゾーラソース、プチトマトが乗った「荒挽きソーセージのゴルゴンゾーラロッソ」、生ハムとルッコラとチーズのみのシンプルな「生ハムとルッコラ」、ベーコン、荒挽きソーセージ、ブラックオリーブ、ツナ、トマト、オニオンと沢山具が入った「シェフの気まぐれピッツァ」、ボローニャソーセージ、プチトマト、ブラックオリーブが乗った「ボローニャの香り」、アンチョビ、カマンベールチーズ、バジルソースの「アンチョビーナ」、なす、ベーコン、オニオン、ガーリックが乗った「ピッツァメランツァーネ」、アスパラ、ブラックオリーブ、オニオンのピッツァにサラダを乗せて食べる「イタリア菜園」など、どちらかというと素材の味を楽しむようなピッツァが多く揃っています。さらに、ピッツァだけではなく、本格的なパスタも揃えているのが大きな特徴です。パスタには、「カルボナーラ」、「ボローニャ風ミーとソース」、「ジェノバ風バジルソース」などシンプルなものから、「スモークサーモンと貝柱のトマトクリームソース」、「海老のぺペロンチーノバジル風味」、「ボンゴレビアンコナポリ風」など、レストランでしか食べることができないようなパスタまであります。この「ナポリの窯」を知ってしまってから、他のデリバリーピッツァは利用しなくなってしまいました。

2008年5月29日木曜日

KRUG

シャンパーニュと語るときに、熱烈なファンがいるシャンパーニュ・メゾンが「KRUG」です。シャルドネ種100パーセントでつくったブラン・ド・ブランと呼ばれるシャンパーニュで、シャンパーニュの帝王と呼ばれるほどの気品が高くリッチな味わい、ジュエリーにも例えられるきめ細やかな気泡のクリーミーな口当たり、香りたつアロマと酸味のバランス、いずれも最高峰に位置します。KRUGの生産量は年間4万ケースほどで、決して大きなメゾンというわけではありません。シャンパーニュ地方では少ないオークの小樽による発酵を行い、樽ごとの細かい管理による長期熟成のシャンパーニュ作りを貫いています。すべての製品が、手間のかかるプレステージ・シャンパーニュとしてリリースされていることも特徴です。また、畑は小さな区画ごとに分けられ、各区画で収穫されたぶどうからどういうキュヴェができるのかを把握して、ブレンドのバランスをとることに役立てています。熟成期間も非常に長く、たとえば法律で瓶熟成が15ヶ月以上のところを、グランド・キュヴェで最低6年かけて製品化するのがKRUGです。KRUGの歴史は、1843年からはじまりました。もともと「ジャクソン」で働いていたドイツ・マンハイム生まれのヨハン・ヨーゼフ・クリュッグさんが自分のメゾンとしてフランスに設立。伝統的な製法を受け継ぎつつ、こだわりぬいたスタイルのシャンパーニュとして人気を得るようになりました。1971年、5代目当主レミ氏のときに特級畑「クロ・デュ・メニル」を購入し、シャルドネ種100パーセントで手がけるブラン・ド・ブランのシャンパーニュを畑と同じ名前でリリースするようになって、一段とその名声を高めました。凝縮感のある魅惑のテイストには、6年から10年もの熟成期間が必要で、これが帝王の名前にふさわしい、エレガンスに満ちた味になる理由です。こうした特別なシャンパーニュは、これを主役にしてゆっくりと楽しむのが正解でしょう。休みの日であればちょっとしたおつまみを用意して、明るいうちからゆっくりと味わうのが最高の贅沢です。

2008年5月28日水曜日

Pizza

イタリアのトスカーナ地方で食べられていた丸型のパンがピッツァの原型とされていますが、発祥の年代ははっきりとはしていません。16世紀にイタリアのトマトが伝わる以前に、すでにチーズ、魚や肉などの具をのせて食べていたといわれています。その後トマトソースを使ったピッツァが次第に広まっていったようです。ちなみにおなじみの「マルゲリータ」はどうやって生まれたかといいますと、19世紀の後半に、ナポリを訪れたマルゲリータ王妃に献上するために、ピッツァ職人が、トマトの赤、チーズの白、バジルの緑でイタリア国旗をイメージしたもので、その後移民によってピッツァはアメリカに伝わったそうです。日本で始めてのピッツァのお店は1954年に開店した六本木の「ニコラス」というお店です。オーナーのニコラス・ザベティさんはアメリカ人ですので、ピッツァはアメリカを経由して日本に伝わったことになります。「ニコラス」は以前紹介したことがありますので、今日は「マルゲリータ」がおいしいお店、六本木にある「PIZZERIA_BAGGIO」というお店を紹介します。六本木駅から3分くらいの場所にあり、もちろんおすすめなのは「マルゲリータ」(1680円)で、ゴツゴツとこげがついていて、かなりもちもちとした食感が売りのナポリピッツァです。ここのピッツァは全種類にレギュラーサイズとスモールサイズがあり、少人数でも大人数でも対応できます。いろいろな種類のピッツァを食べたい時にはとてもありがたいサービスです。そしてこのお店にはピッツァ以外にも、350円からという豊富な前菜もあり、ビールやワインを飲みながら料理を楽しみたいお店です。その他には、「本日の野菜の石釜焼き」(1050円)、「モッツァレラチーズと甘いフルーツトマトたっぷりのカプレーゼ」(1250円)、「カナダ産シマ海老と小ヤリイカ・ズッキーニのフリットミスト」(950円)、「クアトロ・フォルマッジ」(1850円)などを揃えています。建物の都合上、火はガスを使用するそうですが、薪にも引けをとらない美味しさを誇っています。六本木界隈はピッツァの激戦区でもあるのですが、この「PIZZERIA_BAGGIO」は一般的なイタリアンレストランとは違い、独自のスタイルを貫いているお店です。

2008年5月27日火曜日

Teppan-yaki

基本的には焼くということが中心になる鉄板焼きですが、高級な食材を使用するようになるとともに、それに合わせた調理法が続々と鉄板焼きの世界に浸透していきました。仕上げ、盛り付けの部分で、魅せる要素を高めるために、フレンチの技法が投入されることもあります。最近では鉄板の上での技術を熟知した料理人たちより、煮る、蒸すなどといった技法もあみだされています。それによって今までは鉄板の上では表現できなかった、新しいジャンルの料理との融合が進んでいます。鉄板を用いた料理が一般化したのは、戦後の闇市や屋台において廃品の鉄板の上で調理したのがはじまりとされています。現在では電気式のホットプレートが普及し、鉄板焼きの多くはキャンプ料理、お祭りの際の食事と位置づけられるようになりました。料理人が鉄板でステーキなどを調理し、カウンター越しに座るゲストに提供するスタイルは、寿司屋さんを参考にしてできたそうです。神戸発祥のステーキ店「みその」が元祖と言われており、料理人の見事な手さばきで楽しませるスタイルは外国人により好まれています。そして、海外でもTeppanyakiの名前で、日本料理のひとつとして知られており、海外でTeppanyakiといえばSushiTenpuraに並ぶ日本料理として位置づけられています。現在、日本ではステーキハウスから派生したタイプとともに、大きく勢力を伸ばしているのが、お好み焼きから派生したタイプの鉄板焼きです。最近ではこのタイプの鉄板焼き屋さんも高級食材を取り入れていくようになっています。東京都の新橋に、「いろり庵 然」というお店があります。懐かしい雰囲気をかもしだす和の趣は万人に好まれそうな落ち着きがあります。カウンター席と掘りごたつ式の広間、そしてテーブル個室と座敷個室の席があります。コースは、旬の鮮魚や野菜、和牛の囲炉裏焼きを中心として、前菜、御つくり、煮物がそろい、全てに料理人の技を感じることができます。焼酎や、日本酒も充実しており、漂う炭の香りに癒されながらほんのり酔えばとても趣があるでしょう。

2008年5月26日月曜日

June

もうすぐ5月も終わり、6月となります。木々の緑が色濃くなる初夏の6月は、衣替えの季節です。服を入れ替えるだけでなく、夏の暑さに備えて体力もつけておきたいですね。6月に美味しい食材といえばアジが挙げられます。味がよいことから、その名前がついたといわれるアジですが、昔から大衆魚として庶民に親しまれてきました。日本でアジといえば、一般的にマアジを差しますが、体の色が黒っぽく、尾の近くから頭部にかけて、ぜいごと呼ばれる硬いうろこがあるのが特徴です。マアジは日本近海を張るから夏にかけて北上、秋から冬にかけて南下し、一年中捕ることができますが、旬は初夏の6月ごろです。産卵期前であるこの時期は、脂がのって特においしいといわれます。淡白な味わいとクセのない独特の旨みを持ち、刺身やたたき、焼き物、酢の物、フライなど、さまざまな調理方法で調理されます。味噌とネギを加えてたたきにした、千葉県の郷土料理、なめろうなど、地方にはアジを使った伝統料理もたくさんあります。マアジのたんぱく質含有量は20%以上と、魚類のなかではトップクラスです。特に、グリシン、アラニン、グルタミン酸、など良質なたんぱく質が豊富で、これが旨みのもとにもなっているのです。さらに低脂肪、低エネルギーで、カルシウムも多く、栄養バランスもいい魚でもあります。マアジの漁獲量が多いのは長崎県と島根県です。産地や捕獲方法によりブランド化されたものもあり、その代表格は関アジで、大分県の佐賀関と愛媛県の佐田岬の間の潮流の激しい場所で、漁師が一本釣りしたマアジのことです。この急流で鍛えられキュッと締まった身は、刺身にすると極上の味わいです。アジは種類が多く、日本近海では干物などに使われるムロアジ、尾びれが黄色みを帯びているマルアジなどがあります。アジ科の大型魚であるシマアジは肉質がふっくらとしていて味がよいとされており、刺身に適しているといわれています。スーパーにいってみれば何かしらアジの食材があると思うので是非試してみてください。

2008年5月25日日曜日

L'ATELIER de Joel Robuchon

フランス料理界の巨匠Joel_Robuchon氏監修の料理を楽しめるフランス料理のrestaurantが六本木ヒルズの中ヒルサイド2Fにあります。従来のフレンチのような敷居の高さはなく、ロブション氏が得意とするじゃがいものピュレなど、良質な素材の味をシンプルかつ独創的な料理で味わえます。Joel_Robuchon氏は、ミシュランの3つ星を最も短期間で獲得した「20世紀最高の料理人」といわれる人物です。彼の名前を冠した海外店は、今のところは恵比寿と六本木ヒルズ、日本橋高島屋、他にはモナコとマカオだけだそうです。東京にある3店舗の中でも六本木ヒルズ内の「L'ATELIER de Joel Robuchon」は、カウンター席とオープンキッチンという、フレンチにしては斬新なスタイルが話題となりました。これによってキッチンの臨場感を間近に伝えるとともに、スタッフとも気軽にコミュニケーションできるのです。このrestaurantではランチコースは昼限定の2900円のコースと、ディナーでも楽しめる7500円と13500円のコースが用意されています。前菜やメインは季節によって変わり、何種類かのメニューの中から選ぶことができます。アラカルトメニューも多彩で、ここではコース料理よりも、気軽に来てアラカルトを2~3品注文してワインを飲むという楽しみ方もできます。というかお店のコンセプトが良質のフレンチを気軽にということなので、あまり気張らずに行けるというのがうれしい配慮だと思います。アラカルトメニューは、「鴨のフォアグラのテリーヌ」(2900円)、「手長海老のパピヨット バジルの香りで」(1000円)、「雲丹となめらかなオマール海老のジュレをカリフラワーのクレームで」(2900円)、「ドンブ産うずらにフォアグラを詰めたキャラメリゼにトリュフを乗せたポテトピュレとともに」(4200円)などがあり、気軽に楽しむとはいってもやはり料理はどれも本格的なフレンチで手抜かりなどあるはずもありません。恵比寿の店舗は行ってみたいけれども、少し敷居が高すぎるなんて思っている人はこちらの六本木ヒルズに足を運んでみてはいかがでしょうか。

2008年5月24日土曜日

Mitsuru

東京都新宿区歌舞伎町の中にある、創業26年のホルモン屋さん「元祖 牛ホルモン鍋 みつる」というお店があります。26年間ホルモン鍋一筋の名店で、常に食材の鮮度と味にこだわっており、基本的には口コミだけで人気がでたお店です。店内は和風で落ち着いたつくりとなっており、メインディッシュである牛ホルモン鍋(1800円)は、黒毛和牛の中でもなんと最上級のA5のモツのもを使用しているそうです。ジューシーさはもちろん、噛んだ時に口に広がる肉汁の濃厚な旨みが特徴です。スープは昆布、シイタケの出しと醤油仕立てで、黒毛和牛の油を適度に落とすのがおいしさの秘訣のようです。鉄鍋にキャベツを敷き詰め、その上にもつ、厚めに切ってあるニンニクと唐辛子をのせてあり、さらにキャベツを山盛り蒸し煮状態にするので、旨みが凝縮されています。他のオススメメニューは、「牛レバ刺し」950円、「牛スジ煮込み」(650円)で、基本的には「牛レバ刺し」と「特選和牛ホルモン鍋」だけで十分満足できます。鍋のトッピングには「ホルモン200g」(1800円)、「ハチノス」(950円)、「センマイ」(800円)、「スジ」(650円)、「野菜」(700円)、「マイルドにんにく」(500円)、「豆腐」(300円)、「餅」(300円)、〆には「チャンポン玉」(300円)、「ラーメン玉」(300円)、「うどん玉」(300円)、「雑炊セット(タマゴ・ネギ付き)」(400円)、「生たまご」(100円)の中からお好みで選べまうす。その他の一品料理は「牛センマイ刺し」(800円)、「ニラレバ炒め」(1200円)、「牛ハチノス炒め」(950円)、「野菜炒め」(750円)、「本場メンタイコ」(550円)、「オシンコ盛り合わせ」(550円)、「本場キムチ」(550円)、「本場さつま揚げ」(300円)などのおつまみ的な品が多く、メニューを見ているとだんだんなんのお店なのか分からなくなってしまうほど多彩です。とくに「韓国風冷麺」(1000円)まで置いてある辺りにとても好感が持てます。ドリンクは当然、生ビールから、日本酒、冷酒、梅酒、麦焼酎、芋焼酎、チューハイ各種までそろってますので、お酒がメインな方も満足できることでしょう。

2008年5月23日金曜日

Goten

東京都杉並区、西部新宿線の下井草駅より徒歩約5分くらいのところに「御天」という博多・長浜とんこつラーメン店があります。このお店は関東人向けのアレンジを一切加えず、強烈な豚骨の匂いを放つ博多・長浜ラーメンの本場の味を提供するお店です。スープには全て国産の豚骨を使用しており、ゼラチン質が溶け出したスープは超濃厚で「たまごラーメン」のたまごですらさっぱりと感じるほどです。正直初めて食べにいった時にはその独特の豚骨臭にやられてしまい、うぷっとなってしまいました。しかし、何日かたつとむしょうに「御天」の豚骨ラーメンが食べたくなってしまい、食べに行くと大満足するという不思議なスープです。博多直送の極細麺は茹で加減を調節することができますが、この豚骨ラーメンにはやはり硬めがよく合います。紅しょうがや、高菜がテーブルに備え付けてあり、無料でトッピングできるのもまさに博多スタイルで好感がもてます。また、この「御天」のコンセプトには卓越した「オリジナリティの追求」という項目があるように、沢山のオリジナル商品が揃っています。例えば、「御天オリジナル高菜チャーハン」や「コラーゲンいっぱい手羽先の煮込み」や「繊維と低カロリーせん菜炒め」や「ビタミン豊富豚キムチせん菜炒め」などここでしか味わえない、美味しくバランスの良い品が多数あるのでこちらを目当てに行くのもいいかもしれません。このお店のメニューは「ラーメン」、「生にんにくラーメン」、「たまごラーメン」、「タイ式ラーメン」、「チャーシューメン」、「黒しゃぶラーメン」など、餃子はすべて国産の黒豚を使用しており、「黒豚おろし水餃子」、「黒豚焼餃子(ピリ辛・マイルド)」、「博多鉄鍋餃子」があります。チャーハンは「高菜チャーハン」、「キムチチャーハン」、「極上たまごかけごはん」、一品料理には、「地鶏のたたき」、「霜降り馬刺し」、「ピリ辛リブ」、「ピリ辛ホルモン」、「豚の角煮」などラーメン以外のメニューも豊富に揃っています。プレミアムモルツや、本格芋焼酎、日本酒も揃えてありますので、ただ飲みに行くだけでも全然使えるお店だと思います。営業時間も3時くらいまで営業しているので、このお店が家の近くにあったらなぁとつくづく思います。

2008年5月22日木曜日

La_Colina

原宿の老舗Mexican_Restaurant「フォンダ・デ・ラ・マデュルガーダ」の姉妹店の「La Colina」というレストランが六本木のMid_Townのガーデンテラス1Fにあります。場所は、都営大江戸線、「六本木」駅直通で、ランチが11:00~15:00(ラストオーダー14:30)、ディナーが17:00~23:00(ラストオーダー22:30)です。このMexican_Restaurantはコンテンポラリーのモダンメキシカンをイメージしっており、家具やアートはもちろん、壁の大理石から木材までMexico直輸入。さらにスタッフの70パーセントがラテン系で、店内で使用する公用語もスペイン語という徹底ぶりです。店内にはテーブル席が45席、カウンター席が11席、個室が8席あり、そのなかでもガーデンの自然が豊かな風景を眺めながら食事ができるテラス席でのランチがおすすめです。Mexicoの高級リゾート地にいるような陽気な気分になりながら、本場Mexicanシェフが作る料理を大空の下で堪能すれば都会の真ん中にいながらもリフレッシュすることは間違いないでしょう。できるかぎりMexicoからの仕入れにこだわっているというその料理は日本人向けに、少しマイルドな味付けがしてあります。ランチコースは、2300円コースが新鮮な有機野菜のサラダ「エンサラダ メヒカナ」、トマトベースでフレッシュチーズ入りのヌードルスープ「ソバ デ フィデオ」、ポテト&チョリソ、メキシカンクリームチーズ、チキン、の3種類のタコス「カナスタ デ タコス」、バニラのアイスクリームのフルーツソース添え「エラド コン サルサ デ フルタス」という構成です。2940円コースは「エンサラダ メヒカナ」、グリーンソースのポークのエンチラーダと赤いソースのチキンのエンチラーダ「エンチラダス ディボルシアダス」、メキシカンビーンズと細かく刻んだ玉ねぎの煮込み「フリホレス デ ラ オジャ ギサドス」、自家製プリン「フラン デ ラ アブエラ」です。4500円コースは、アボガドティップのグリーン唐辛子とコリアンダー入り「グアカモレ」、赤玉ねぎ、ベーコン、ゴマが入ったホウレン草のサラダ「エンサラダ デ エスビナカス」、アボガド、トルティーヤ、クリーム、フレッシュチーズを煮込んだ黒豆のスープ「ソバ モレナ」、赤唐辛子を使った海老のソテーとライス「カマロネス アル テキーラ」、マンゴのムース「ムース デ マンゴ」、とコーヒーor紅茶です。メニューを見ているだけでもまるでMexicoに居るかのような気分になりますよね。

2008年5月21日水曜日

SOBA

東京都品川区のJR山手線、五反田駅から徒歩8分くらいのところに、隠れたおそばの名店「そば処 遊庵」というお店があります。このお店は五反田の東京卸売りセンターの裏通りにある一軒家で、シンプルな店内には1階にテーブル席2席が2卓、4席が2卓、6席が1卓、2階にはテーブル席4席が9卓もあります。二八で打った蕎麦と気軽な一品料理、そして地酒や焼酎を昼夜ともに楽しむことができます。昼は新鮮な鶏卵2個を、カツオとサバでとったダシに薄口醤油とみりんを加えたタレで割り、さっと火をとおして白飯にもりつける「とろとろ玉子丼」などの小丼に蕎麦が一品つくセットも人気です。また、もり汁ベースのたれに漬け込み、桜のチップでスモークした手羽先「なしてどり」は注文をうけてからオーブンでじっくりスモークするほど味へのこだわりがあふれています。一品料理は約40種類もあり、赤玉4個と卵黄1個をそばのもり汁と佐藤をあわせたタレで割って焼いた「厚焼玉子」(700円)のほか、さくさくとした食感の小エビ、ホタテ、三つ葉で構成された「小海老と帆立のかき揚げ」(700円)、ぴりっと辛いわさび菜、ミニセロリが入った「わさび菜とセロリのサラダ」(650円)、蕎麦の香りを満喫できる焼き餅のような食感の「やき蕎麦」(650円)、大山地鶏のモモ肉と長ネギを、本がえしに醤油やザラメを足したタレを絡めながら焼き上げ、大根おろしと、万能ネギを添えてある「焼鳥」(600円)など、居酒屋以上の品揃えを誇っています。また蕎麦のメニューも当然豊富にそろえてあり、あったかいもので、「かけそば」(650円)、「水菜そば」(850円)、「けんちんそば」(850円)、「鴨南蛮」(1000円)、と約20種類も、冷たいもので、「もりそば」(650円)、「天せいろ」(1300円)、など約15種類もの品揃えなのです。このお店でのおすすめの楽しみ方は、日本酒や焼酎を楽しみながら一品料理をいただき、お腹一杯になってきたら〆にもりそばをいただくのが最高です。私は五反田に行くことはめったにないのですが、お酒とおそばを一緒にいただきたいときは是非利用したいお店です。

2008年5月20日火曜日

WeST_PArk_CaFE

去年の暮れあたりから都内でBARGER_KINGが復活し、またロッテリアではFast_Food店にしては質の高い「絶品チーズバーガー」が大ヒットしているように、Hamburgerが世間に好まれだしました。中でも大きな上質の肉と新鮮野菜を熱々のパンではさんだ本格的なHamburgerが大人気です。日本のHamburgerの歴史は、1950年頃、長崎県佐世保市の米軍基地に駐在していたアメリカ人が、日本人にその作り方を教えたことから始まったそうです。70年には日本発のHamburger_Shopである「ドムドムバーガー」が出店しました。そして71年に銀座で「マクドナルド」がオープンし、世間にハンHamburger_Shopというものが定着しました。東京都渋谷区、小田急線の代々木上原駅から徒歩10分くらいのところに本格的なHamburger_Restaurantハンバーガーレストラン「WeST_PArk_CaFE」があります。このお店は本場アメリカのRestaurantのボリュームと雰囲気を再現しており、内装はアメリカの西海岸をイメージしたそうで、明るくて開放的な雰囲気です。毎朝厨房で焼き上げるという自家製のバンズに、厳選した安全な牛肉を、塩、コショウのみで味付けしたパティ、グリルしたレッドオニオン、レタス、トマトをはさんだ「WPCバーガー」(1260円)が人気のメニューです。パティは肉の旨みを閉じ込めるように強火で焼き上げてあります。つなぎは一切つかわず、3種類の粗さに挽いた牛肉を絶妙に練り合わせているので、肉の歯ごたえが最高です。このお店だけではないのですが、こういったタイプのハンバーガーRestaurantはプレートにFrench_Fryとピクルスあたりが乗っているのが普通なので、別途ドリンクを注文すればお腹一杯になります。その他のメニューは、「チーズバーガー」(1365円)、「ベーコンチーズバーガー」(1470円)、「メキシカンサルサバーガー」(1470円)、などのほか、「ハーブロティサリーチキン オニオングレービーソース」(1785円)などHamburger以外のメニューもあります。アメリカのHamburgerの味が大好きな人にはたまらないはずです。

2008年5月19日月曜日

Shimamura

江戸にぽつぽつと飲食店ができたのは、明暦3年頃のことで、浅草の待乳山聖天前に、奈良茶飯屋が出たのが最初だといわれています。当時できたお店は職人や大衆相手の一膳飯屋で、茶飯に漬物などを出していました。以降は人口の増加とともに、飲食店もどんどん増えていきました。料理屋や飲食店が最も多くなったのは、安政年間です。安政6年に発行された料理茶番付をみると、184店も出てきます。そしてその番付の一番高い位である「勧進元」には、「八百善」、「平清」そして「嶋村」が名を連ねています。このような番付は、当時いくつもあったようですが、八百屋善四郎の「八百善」は常に「勧進元」となっており、「平清」や「嶋村」も「勧進元」、あるいは東西の大関に位置されていました。この3店が江戸の超有名店だったわけです。「嶋村」は12代将軍・徳川家慶の時代、日本橋に仕出しの店を構えました。初代の嶋村善吉は、天性の名人と言われたほどの料理人だったので、たちまち諸藩留守居役の目にとまり、大名屋敷に出入りすることを許されます。その後、座敷を備えた料亭を構え、のちに江戸城西の丸御用も務めたほどです。明治、大正時代になると、各界の著名人たちが「嶋村」をひいきにしていました。伊藤博文、井上かおるなど、明治政財界の重鎮です。大正、昭和では獅子文六、久保田万太朗、田山花袋、長井荷風といった文筆家、歌舞伎役者たちも訪れたようです。その「嶋村」は、現代も東京都中央区に生きています。外観はこじんまりとしていますが、雰囲気のある店構えです。板場にはおおくの料理人がおり、板場の親方である青山さんを筆頭に、立板、煮方、追い回し、洗いがいて、合計5人で切り盛りしているそうです。創業160年の歴史の重さをしっかりと継承しているということですね。この老舗の有名な会席料理である「幕末会席」というものがあるのですが、こちらは土曜日限定30食のみで要予約です。そのレシピは幕末当時、武士階級を中心に食べていた料理についての資料を調べたり、さらに「嶋村」に伝わっている当時の料理秘伝書を生かしたりして再現したものだそうです。

2008年5月18日日曜日

Misaki

神奈川県の三浦半島の南端に位置する三崎漁港は、南側にある城ヶ島が太平洋からの風や波を防ぐ天然の良港で、昭和20年代後半からマグロの遠洋漁業地として栄えてきました。昭和40年代には漁船の冷凍技術が進み、マグロの漁業領域も赤道を超えて世界中に広がりました。そして三崎港には、世界の海に広く分布して漁獲量の多いメバチマグロが、次々と水揚げされるようになりました。平成19年の取り扱量は約2万トンで、国内の漁港では一番多い量です。地魚も種類が豊富で、三崎の周囲では、アジ、カンパチ、サバ、メトイカなどが捕れます。三浦半島では大根やキャベツなどの栽培も盛んで、マグロだけでなく、他の食材も豊富な街なのです。三崎港の周りには、公園や遊覧船、日帰り温泉など、立ち寄ってみたいスポットも沢山あります。観光船の「にじいろさかな号」は三崎港から出港し、沖合いまで航行します。船内にある水中展望台室で魚の群れを眺めているのもとても幻想的な気分になります。車で橋を渡れば、わずか5分で城ヶ島に到着します。約4キロの島の周囲は岩礁に囲まれ、波に侵食されてできた断崖があらわになっています。ハマオモト、イソギク、ツワブキ、スイセンなどの草花が群生する海浜植物の宝庫で、絶好のハイキングコースです。のんびりしたいときは、横須賀市の長井地区にある「ソレイユの丘」がおすすめです。総面積21haという広大な敷地をもつ体験型農業公園で、その敷地内にある温浴施設「海洋深層水風呂 海と夕日の湯」からは海を見渡すことができ、雲のない日には遠くのほうに江ノ島が見えるそうです。三浦市三崎では毎週日曜日に三崎の朝市が開かれます。そこにはマグロや地魚、旬の地元産業野菜を積み上げた店が、30軒ほど立ち並びます。会場には「アジ一皿8尾」(500円)、「サンマ丸干し8尾」(500円)そしてマグロは「中落ち800g」(500円)、「尻尾の輪切り」(500円)と破格の値段です。朝市に間に合わない人には、三崎港に面した産直センター「うらり」があります。こちらは年中無休で営業しており、鮮魚、干物、地元産野菜など、三崎のあらゆる特産品が帰る人気スポットです。

2008年5月17日土曜日

Ra-MEN ICHIFUKU

味噌ラーメンというものはどこで食べてもおいしいような気がしますが、実はそんなことはありません。使用する味噌も違えばその分量も違う、また具材は何を使うかによっても味のバランスがかなり変わってきてしまいます。本来日本人は味噌が好きなので、どんな味噌ラーメンを食べてもおいしいと感じるでしょうが、そんな中でもワンランク上の味噌ラーメン屋さんは確かにあります。その代表格と言ってもいいのが、東京都渋谷区、都営大江戸線、初台駅より徒歩15分の所にある「一福」です。車で行くにも、電車を使って徒歩でいくにも、不便な場所にあり、営業時間も11:30~14:00と18:00~20:30頃と、とてもトリッキーな時間です。しかしそれでも一度は足を運んでおいたほうがいいと言えるラーメン屋さんだと思います。主なメニューは、「醤油らぁめん」(650円)、「塩らぁめん」(680円)、「ぴりか(醤油)らぁめん」(750円)、「味噌ぴりからぁめん」(800円)、「ちゃぁしゅうめん(醤油)」950円、「ちゃあしゅうめん(塩)」(980円)、「味噌ちゃあしゅうめん」(1000円)、「醤油つけめん」(700円)、「塩つけめん」(700円)、「味噌つけめん」(750円)、「囲炉裏麺」(1050円)です。中でもおすすめなのが「味噌ちゃぁしゅうめん」で、味の向上に余念がないおかみさんが、味噌ラーメンの本場、札幌に何度も足を運んで改良を重ねながら誕生したそうです。味噌が持っているやわらかな甘みの中に深いコクと旨みがしっかりと主張しています。味の軸となっている味噌タレは、信州のつぶ味噌や、長崎の麦味噌など数種類の味噌をブレンドしているとか。おかあさんの作ってくれる味噌汁を思い出させてくれるようなとてもやさしい味わいのスープが特徴で、これが絶対に他のラーメン屋さんでは出すことのできない味なのです。もも肉のチャーシューも脂身を落としてあり、しっとりと柔らかい味わいです。基本的に値段が高いラーメンはどんなに美味しくても食べる気にならない私ですが、この「一福」の「味噌ちゃあしゅうめん」には1000円という値段も納得してしまいました。アクセスの悪さを懸念に思いつつも、また足を運びたいと思ってしまうラーメン屋さんです。

2008年5月16日金曜日

TUKI-AJI

東京都渋谷区の地下鉄日比谷線広尾駅から徒歩1分くらいのところに「つき味」という最近評判のお好み焼き屋さんがあります。このお店は2006年に開店し、店長の関本さんは銀座にあるお好み焼きの名店「どれ味」にて超人シェフと名高い平野信英さんのもとで10年修行を積み、銀座店、日本橋総本店の統括店長を務めた経歴を持っています。お好み焼きは千葉県佐倉産の大和芋100パーセントの生地にこだわり、表面はぱりっと、そして中はふんわりと焼き上げる「つき味焼」(900円)が好評で、仕上げには1メートルほども離れた高さからマヨネーズをかけます。麺にもこだわっており、関西最大生麺製造会社「恩地食品」より特注麺「つき味スペシャル麺」を毎日仕入れ、そのモチモチの麺で「焼きそば」(800円)や、「オムソバ」(900円)を作り上げます。もう一つの人気の一品はチキン・ネギ・セロリ・トマトがたっぷり入っており、ブルーチーズソースのマイルドな風味が売りの「チキンチーズ」(900円)です。この「つき味」は、普通のお好み焼き屋さんにはないようなメニューが多く、一度行ってみる価値はあります。他のメニューは「京都九条ネギ焼」(900円)、「広島八丁堀のお好み焼き」(1200円)、「つき味ステーキ」(900円)、「トントロ」(600円)、「豚キムチ」(800円)、「トン平焼き」(700円)、「つき味もんじゃ」(900円)(ハーフ500円)、「Fukugawaもんじゃ」(900円)(ハーフ500円)、「明太モチチーズもんじゃ」(1000円)(ハーフ600円)、一品料理には「たまにしかない生ゆば」(800円)、「チーズパリッパリ」(600円)、「枝豆」(500円)、「タコキムチ」(600円)です。締めの料理として「Transformation_in_つき味炒飯」(1000円)、「Aloha!SPAM炒飯」(900円)。サラダには「つき味サラダ」(600円)、「Tsukimi-ビーチフラッグサラダ」(800円)、デザートに「あんこ巻」(600円)、「パンケーキ in_Hawaii」(600円)、「杏仁豆腐」(400円)と多国籍の雰囲気もだしているこの「つき味」。女性にもやさいメニューが多いのでデートの時に利用するのもいいと思います。

2008年5月15日木曜日

Ogawa-ken

文京区湯島、JR御茶ノ水駅より徒歩4分くらいのところに、明治38年創業の「小川軒」という名門の洋食レストランがあります。外観はどこにでもある普通の洋食レストランですが、オーナーシェフである小川洋さんの祖父が作り出したというすばらしい洋食が味わえる洋風懐石料理店です。席はテーブル席のみで、4席が4卓、3席が2卓、2席が3卓です。このrestaurantの人気は昼11:30~13:30の間だけのランチメニューにあります。肉の歯ごたえがしっかりしたBeef100%の「チョップドビーフ」ランチセット(1890円)は、このrestrantのオリジナルメニューで、10日間以上かけて仕込んだデミグラスソースか、醤油ソースを選ぶことができます。セットにはライスまたはパン、サラダ、コーヒー、プチデザートがついておりとってもリーズナブルです。他にもシェフ自身が洋食の原点とまで語る「ハヤシライス」ランチセット(1890円)もあとにもたれないように工夫がされており、コクああるのに重過ぎない特製ソースが堪能できます。「カニ クリームコロッケ」ランチセット(1890円)は、フレッシュなトマトソースがコロッケという油物をとても爽やかに堪能できる一品です。他のランチメニューをあげると「車海老のフライ タルタルソース添え」(1890円)、「オードゥブル (前菜) の盛り合わせ」(1470円)、「季節のグリーンサラダ」(1260円)、「サーモンとカジキマグロのスモーク」(1260円)、「オニオングラタンスープ」(2100円)(スモール1470円)、「本日の魚料理」(2730円)、「オックステールシチュー/牛尾の赤ワイン煮込み」(5670円)、「ビーフシチュー/牛肉の赤ワイン煮込み」(3780円)、「和牛ビーフカツレツ」(2520円)、デザートには「アイスクリーム/シャーベット」(525円)、「ババロアプディング」(630円)、「カスタードプディング」(525円)、「トリュフショコラ・アイス添え」(420円)、とデザートもかなり豊富です。ディナータイムには、ロイヤルコペンハーゲンのお皿がセッティングされ、高級感漂う雰囲気になることも見逃せませんね。ただディナータイムに食事をするならお一人様1万円くらいをみておいたほうがいいでしょう。

2008年5月14日水曜日

Roppongi_Baikal

現地からシェフを招いた本場ロシアの家庭料理の味が楽しめる「ロシアンレストラン 六本木 バイカル」というrestaurantをご存知でしょうか?このお店は東京都港区、都営地下鉄大江戸線、六本木駅から徒歩1分のところにあり、テーブル席が40席用意されており、なんとラストオーダー深夜の5時まで営業しているのです。さすが六本木といったところでしょうか。料理はサーモンやニシン、イクラ、キャビアといった魚類を多用したものが多く、日本人の舌にも自然な味と感じられます。また、マヨネーズやサワークリームを使った料理が多いのですが、しつこくなく思った以上に食べやすいのです。この本場のロシア料理を食べるために、格闘技の選手や、力士といったスポーツ選手が多く出入りし、ほかにもロシアから来日したアーティストが本国の味を求めてお忍びで訪ねたりもしたそうです。店内は明るく清潔感があり、マトリョーシカなどロシアの民芸品が飾ってあったり、ウォッカなどのお酒類が並んでいたりしていますが、全体的にはこじんまりとしていて、まるで友人の家に招待されているかのような気分になってしまいます。そのため有名人が多く来店するといっても、気張らずに食事をすることができます。フードメニューは、メイン料理が「白身魚のマッシュルーム、ホワイトソースかけ」(1470円)、「白身魚のトマト・チーズ焼き」(1470円)、「ラムチョップ 黄金スープかけ」(2100円)、「スペアリブ」(1540円)、「ビーフステーキ」(2300円)、「ポークピカタ」(1570円)、「マッシュルーム、キャベツ、パプリカのポーク包みホワイトソース風味」(1780円)、「マッシュルームのポーク包み マヨネーズ風味」(1680円)、「チキンの串焼き」(1380円)、「フライドチキン」(1260円)、「牛肉、野菜のつぼ焼き トマト風味」(1260円)、「水餃子 ホワイトソース風味」(1260円)など、かなり豊富なメインメニューがあります。サイドメニューは「サーモンとロシア風魚料理の盛り合わせ」(2100円)、「サーモンのゼリー」(740円)、「チーズボール ディル風味」(730円)、「サーモンと玉子のロール巻き」(940円)、「塩漬けニシンと玉ねぎのマリネ」(1050円)などこちらも豊富なサイドメニューがあります。これだけ豊富な種類の料理があれば何度通っても飽きることはあり得ないでしょう。

2008年5月13日火曜日

TokyoMidTown

私の好きな場所の一つにTokyo_Mid_Townがあります。今日はその中から何店かのrestaurantをピックアップしてみたいと思います。まずはガーデンテラス1階にある「ピッツェリアアートトラットリア Napule」というItalian_restaurantです。このお店に入るやいなや「Napule」ならでわの魅力に包まれます。熟練のピッツァ職人が焼き上げるのは伝統的なナポリ製法を守る「マルゲリータ・レッジーナ協会」お墨付きの本格派料理です。店内の絵画や調度品はイタリアからの直輸入で、気品に溢れており、昼間は店内に自然光が差し込むためとても明るいです。ピッツァは20種類、パスタは12種類もあり、そのときの気分に応じて選ぶことができます。このお店には何名かで行って、ピッツァコースとパスタコースを注文し、それぞれシェアして食べるのがよいかと思われます。そして次の一店はガーデンテラス1階にある「HAL YAMASHITA 東京」という新和食屋さんです。このrestaurantは食の宝庫である神戸初のお店で、極力手を加えず、素材の持ち味を生かした組み合わせを考え抜くという手法をとっています。意外な組み合わせで、しかも意外な味わいを放つ料理の数々は、食材のもっている無限の可能性を教えてくれます。おしながきは、「神戸牛二郎苺の雲丹和え神宗ドライ塩昆布」、「自家農園(神戸トマト)ガスパッチョ」、「丹波地鶏(黄肝)黒麹焼酎風味のテリーヌ」、「活車海老のイクラのせ有機柚子酢ソース」、「タスマニアオーシャントラウトのコンフィ 天然鳴門手取りわかめと3種類のハーブ」、「YAMASHITA自家農園のガーデンサラダ 淡路玉葱2種類のドレッシング」、「能登かんぱちのティラディート yamashita_style」、「サプライズ「米」ビーフカレー」など、日本料理とは思えない、まるでフレンチレストランのようなメニューです。また、多くの料理の名前に原産地を入れていることからもこのrestaurantの料理の信頼度の高さが伺えると思います。尚、テラス席が27席あるので、これからの季節は予約する際はこちらのテラスを利用してみたいですね。

2008年5月12日月曜日

BOKKEMON

神奈川県横浜市と東京都豊島区に「ガッツリ豚らぁめん BOKKEMON」というラーメン屋さんができました。神奈川県の六角橋店はカウンター6席、テーブル12席、池袋店はカウンター席が8席の作りで一大勢力を作りそうなゴリゴリ感をかもしだしているラーメン屋さんです。メニューは「ガッツリ豚らぁめん」(600円)、「塩ガッツリ豚らぁめん」(600円)、「BLACKガッツリ豚らぁめん」(680円)と、小学生までのお子様限定メニューで、醤油味、塩味が選べる「お子様ガッツリ豚らぁめん」(300円)があり、これらはスープのベースに大量の野菜を使用し、これに豚肉のだしをふんだんに使ったものに、独自のキレとコクのあるタレともちもちの特製極太麺が入ったラーメンで、野菜を大盛り(無料)にすれば丼から溢れるほどのボリュームが売りです。そして圧巻の特製麺を300グラム使用したつけ麺もメニューにあり、「濃厚豚節つけ麺」(750円)、「トロリン味玉入り濃厚豚節つけ麺」(850円)、「肉増 濃厚豚節つけ麺」(950円)で、こちらは豚と魚の旨さがダブルパンチで襲いかかってくる獰猛な味わいです。トッピングにはチャーシューが2枚追加の「肉増」が200円、「トロリン半熟玉子」が100円、豚とかつおのダブルテイストを味わえる「ガッツリ節」が100円で、「白めし」が100円、「小豚めし」が200円です。このお店にある「らぁめんの旨い食べ方伝授」によると、其の一、まずは、らぁめん全体のボリューム感を確認し、自分の食べるスピードを計算に入れ、何分で食べきれるかを考える。次に、おもむろに箸で麺を持ち上げ、風味と食感豊かな麺のおいしさを味わう。其の二、麺を2、3口食べたら初めてスープを堪能する。この時、決して焦らずに一口までとする。その後、濃い味好きの者は卓上の秘伝のタレをかけるべし。其の三、無類のニンニク好き御用達、卓上刻みニンニクを丼に好きなだけ入れるべし。天下無敵の旨みが、箸が進みすぎること隼の如し。其の四、〆を飾るは天下御免の卓上特製クロカラなり。好みの辛さまで丼にいれてみるべし。と非常にユーモアのあるラーメン屋さんです。しかも、量と質の割にはかなりリーズナブルな価格設定がされており、好感が持てます。めちゃめちゃお腹がすいている時に行ってみるといいですよ。

2008年5月11日日曜日

NIRVANA New York

かつてニューヨーク、セントラルパークサウスにあった「Nirvana」の元祖はとてもロマンティックな雰囲気で多くの人々を魅了したレストランでした。それはまるで天国でディナーを楽しんでいるようだと形容されるほどでした。その伝説的なインド料理店である「Nirvana New York」がTokyoMidTownに復活しています。場所は東京都港区の都営地下鉄大江戸線、六本木駅から直通のミッドタウンガーデンテラス1Fにあります。店内は落ち着いた内装で、華やかでキュートないすが並ぶ「現代のサイケデリック」をイメージしたというモダンなデザインで、TokyoMidTownの中でも絶好の場所に位置するテラス席からは檜町公園の緑と絶好の夜景が臨めます。そんな空間で食べることができるインド料理の数々は、現代的で洗練された味わいとなっています。アラカルトメニューは、「ニルヴァーナセレクション前菜6種盛り合わせ」(2500円)、「野菜とインドチーズのフリッター」(1800円)、「ニルヴァーナのオリジナル・サモサ」(1600円)、「レンズ豆のスープ」(600円)、「ミックスグリーンサラダ シンプルなレモンドレッシング」(1600円)、「鴨のローストとリンゴ、くるみのサラダ インディアンキャツネのドレッシング」(1600円)、「ベジタブル&マッシュルームビリヤニ(ヘルシーな野菜と茸の炊きこみご飯)」(2200円)、「柔らかラムのビリヤニ(子羊の炊きこみご飯)」(2500円)、「キューブカットラム肉と新鮮なホウレン草のカレー」(2200円)、「スパイシーなチキンとパプリカのセミドライカレー」(2100円)、「たっぷり野菜のコルマカレー」(1900円)、カレーは他にも色んな種類があります。そしてメイン料理は「ニルヴァーナ タンドリーチキン」(2900円)、「タンドリー ラム」(3700円)、「キングサイズの海老のタンドールバーベキュー」(3200円)、「メカジキのスパイシー・ティッカ レモン添え」(2000円)、そして付け合せに「インドの香り米 バスマティライス」(500円)、「サフランの香り豊かなライス」(700円)、「ナーン」プレーン(450円)、チーズ(650円)、ローティ(450円)、ライタ(550円)です。とにかくこのrestaurantは他のインド料理屋さんと違い、特に盛り付けが和食を思わせるほど洗練されています。優雅にインド料理を楽しみたい時には利用してみたいですね。

2008年5月10日土曜日

cooking

いつも外食という訳にはいかないので、今日はとってもお手軽でおいしい「蒸し鍋」の作り方を紹介します。この「蒸し鍋」はダシをとる手間もかからないシンプルな鍋ですが栄養満点!しかも一食あたりのコストをかなり節約できてしまいます。2人前に必要な材料は、豚バラ肉200g、キャベツ4/1個、ニラ2/1束、長ネギ1本、大根4/1本、しめじ半パック、えのき茸半束、山芋4/1本と、調味料は日本酒大さじ1、昆布茶大さじ1、醤油大さじ1、水200ccです。まず仕込みですが、大根は1.5cm厚のいりょう切り、山芋は1.5cm厚の半月切り、長ネギは1cm厚の斜め切り、えのき茸は半分に切り、しめじはほぐし、キャベツはざく切り、豚バラは3等分、ニラは7cmの長さに切ります。そして底が平らで面積のある鍋(フライパンでも代用できます。)に全ての大根をなるべく隙間ができないように敷き詰めます。この煮くずれしにくい大根を下に敷くのがポイントです。そしてその上の中央部に山芋、その周りに長ネギを敷き、それを覆うように豚バラ肉の半量を敷きます。その上にまんべんなくしめじとえのきを乗せ、残りの豚バラ肉を上から敷きます。その上にキャベツを乗せ、上から昆布茶、日本酒、醤油、水を全体に振りかけ、蓋をして強火にかけます。湯気がでてきたら弱火にして10分から15分火を通します。その後に蓋を開け、ニラを乗せて火にかければ完成です。ポイントは水気の多い野菜を使うことによって、適度に水がでるため底が焦げ付きにくいことでしょうか。出来上がったらお皿に盛り付けてポン酢やゴマダレなど味が濃いタレをかけて食べるのをオススメします。ここでおいしいポン酢の作り方を紹介します。必要なものは醤油50cc、酢50cc、みりん50cc、大根おろし適量、七味唐辛子適量、ねりからし適量です。まずみりんを鍋に入れて強火にかけ、煮立ってきたら醤油を加えます。ボウルに酢を入れ、先ほどの鍋を加え冷ましておきます。完全に冷めたら大根おろし、七味唐辛子、ねりがらしをお好みで加えてください。この「蒸し鍋」は2人分で600円以内で作ることが出来るうえ、普通の鍋類とは違い冷蔵庫で保存することもできる優れものです。おいしいrestaurantに行くためには普段の節約も必要ですから、この「蒸し鍋」、レパートリーの一つに加えてみてはいかがでしょうか?

2008年5月9日金曜日

Kyogyusou

東京都港区の東京メトロ日比谷線の六本木駅から徒歩3分くらいのところに、口の肥えたアイドルやタレントさん、テレビ局のプロデューサーまでもが「究極の焼肉屋」と絶賛するこだわりの焼肉屋さんがあります。その名は「巨牛荘 六本木店」。日本で初めてプルコギを紹介した桜井要三氏が1977年に1号店をオープンしたこのお店の味は、韓国伝統の味を生かした秘伝のタレ、独自のルートで確保する新鮮な肉の旨みが焼肉通の多い業界人を引き付けてやまないようです。このお店は表通りからはすこし奥まった場所にあるのですが、開放感あふれるおしゃれなガラス張りの店内からは東京タワーなど六本木のきらびやかな夜景を臨むことができます。この「巨牛荘」のメニューは「プルコギ」(1570円)、「ケジャン」(2700円)、納豆ユッケ(1200円)、上牛タン(1780円)、上カルビ(2100円)、などで、通常の焼肉メニューが美味しいのはもちろんどのメニューも究極の名に恥じない味となっています。とくに韓国料理である「プルコギ」はサンチュと白菜キムチが付いており、まず醤油ベースの秘伝のタレに漬け込んであるお肉を専用のドーム型の鉄板で焼き、それを白菜キムチと一緒にサンチュでくるんで食します。食べ終わった後は鉄板の回りにたまった肉汁に別売りのうどんを入れて焼きうどんにすることもできます。肉の旨みをたっぷりと吸い込んだこの焼きうどんは他ではまず味わうことはできません。もう一つのおすすめ料理はこれも韓国料理である「ケジャン」です。これはワタリガニを秘伝のタレに漬け込んだ日本で言う塩辛で、手づかみでカニの身をチューチューと吸って食べます。残ったタレを先ほどの焼きうどんに入れるとまた一味違う味を楽しむことができます。このお店に来たらセット料理を注文するのがおすすめで、「プルコギセット」は上牛タン、上カルビ、プルコギ、うどん、白菜キムチ、ナムル、がセットで4090円となっています。腹ペコの方は「巨牛荘コース」を注文すれば、ケジャン、白菜キムチ、ナムル、上タン、上カルビ、ロース、ハラミ、プルコギ、うどん、とボリューム満点なうえに4300円とお得です。普通の焼肉屋さんと比べても高いわけではないので、六本木に行く機会があれば一度足を運んで見てはいかがでしょうか?

2008年5月8日木曜日

Nicolas

昨日発見したお店なのですが、六本木地区でまた一つ名店を見つけてしまいました。それは1954年にピザを日本に伝えてから約50年、創業以来変わらない味を受け継いで、巧みにアレンジを加えた由緒あるアメリカンイタリアンレストランの「ニコラス 六本木店」。東京都港区の東京メトロ日比谷線の六本木駅から徒歩2分くらいの場所にあり、席数はテーブル60席、ソファ22席の店内は50年という古さをまったく感じさせない綺麗なヨーロピアンクラシカルな内装にリニューアルされており、ランチライムには風通しがよく日当たりも良好なオープンテラスを利用することもできます。そしてこの11:30から15:00ランチタイムが大人気で、週変わりのメニューにはパスタランチセットとピザランチセットそしてパスタ&魚料理セットとパスタ&肉料理セットがあります。今週のパスタセットはA:「小海老と小柱のジェノバソーススパゲッティー」(1100円)B:「イイダコとカリフラワーのトマトソーススパゲッティー」(1100円)の2種類から選ぶのですが、六本木の割りにはとってもリーズナブル。そして看板料理のピザランチは「ニコラスオリジナルピザ」Sサイズ17cmが1200円、Rサイズ23cmが1500円で、このピザを食べてファンになってしまうお客さんも多いそうです。そしてパスタ&魚料理は「ブロッコリー入りフレッシュトマトクリームスパゲッティー&島根県産メジマグロのソテー・ケッパーソース」(1500円)です。これらのセットにはサラダ・デザート・コーヒーまたは紅茶がつくのですが、サラダもデザートも一皿で一品メニューといえるほどのボリュームでとてもお得感があります。そしてパスタ&肉料理は「栗とベーコン入りガーリックスパゲッティー&日向地鶏もも肉のソテー・トマトクリームソース」(1700円)ですが、こちらは先ほどのセット内容にパンがつきます。またパスタ&パンをライス&スープに替えることもできます。このレストランにはウェディング用のパーティープランまであるそうなので、もしもこのお店のピザの味が気に入ったなら来るべき披露パーティーはここでなんて考えてみてはいかがでしょう?

2008年5月7日水曜日

Salvatore_Cuomo_Bros.

JR東京駅の八重洲口開発に伴って、2007年の11月6日に新しい大丸が開店しました。その中の最上階に「XEX_TOKYO_Salvatore_Cuomo_Bros.」というイタリアンレストランがあります。ここのグランシェフであるサルバトーレ・クオモさんはピッツァ世界大会で優勝した経歴をもち、ナポリピッツァを日本に広めた功労者と言われています。ナポリから週に2回空輸されるモッツァレラチーズを使ったピッツァはまさに世界最高峰のピッツァなのです。ここの目玉はやはり「世界を制したピッツァD.O.C」(2600円)でしょう。これは名前の通りナポリのピッツァ世界大会で最優秀賞を受賞したピッツァで、水牛のミルク100%のモッツァレラチーズと、完熟した甘みのあるチェリートマトをたっぷり乗せて焼き上げたものでシンプルな中にピッツァの真髄が詰め込まれています。もちろんほかのイタリアン料理も充実しており、ディナーコースのナポリコースは「本日の前菜盛り合わせ」、「新鮮魚介類とフレッシュトマトのリングイネ」、「和牛のナポリ風煮込み サルヴァトーレスタイル」、「本日のデザート」、「コーヒー」(5800円)で、とても質が高くおすすめです。前菜は海老のフリット、カプレーゼ、鮮魚のカルパッチョなどで、「新鮮魚介類とフレッシュトマトのリングイネ」は手長エビやあさりなどからでた甘みがパスタに絡み合い、絶妙です。「和牛のナポリ風煮込み サルヴァトーレスタイル」は和牛がとろとろになるくらいに煮込まれていて、ワインとの相性もバツグンです。丸ビルからの美しい夜景を見ながら世界一の料理を堪能するのはなんともリッチな気分になれます。また、ランチタイムのブッフェも人気で、メニューは変更もあるのですが、メインの料理は6種類の中から選び前菜やサラダはブッフェスタイルになっています。定番のピッツァもあり、お値段も2800円とランチにしては高めですが来客時などには利用してみたいレストランの一つではないでしょうか。また、この「Salvatore_Cuomo_Bros.」は渋谷区猿楽町(代官山)にもあり、東京の中で最もイタリアらしい空間を演出するレストランとして知られています。

2008年5月6日火曜日

monjya

鉄板の上でジューッと音を立てて焼き上げていく「もんじゃ焼き」。もんじゃ焼き屋さんに行くとまるでお祭りに来たかのような楽しい気持ちになることができます。今日は月島にあるもんじゃ焼きの人気店である「はざま」というお店を紹介します。このお店は東京都中央区の地下鉄有楽町線、または都営大江戸線の月島駅から徒歩5分くらいのところにある、開店から30年以上も営業している老舗です。このお店のもんじゃのベースとなるのは、複数の野菜と鶏でとったダシにソースを加えて味付けしたもんじゃ汁。そしてキャベツを最後に刻むことによって甘みをひきだすのがこのお店のカラーとなっています。築地市場が近いため魚介類も充実しており、中でもあさり焼きはこのお店だけの名物メニューだそうです。それでは、このお店のもんじゃ焼きの手順です。まず、お椀を水平に持ち、汁がこぼれないように鉄板に具だけを落とします。この際少しでも汁がこぼれてしまうと蒸気がでてとても熱く、最悪火傷します。そしてそれをへらで混ぜ合わせながらかるく炒めます。ここでキャベツを刻むのがスタンダードのようですが、ここ「はざま」ではそれは邪道です。そして全体に火がとおったのを確認したら具を中央に寄せて土手を作る準備に入ります。全部集めたらその真ん中に穴を空け、それを広げていきますが後で土手が崩れてしまわないように注意してください。土手を作ったらお椀に残っているダシをよく混ぜて土手の中に流し込み、しばらく待ちます。ダシ汁がぐつぐつと泡立ってとろんとしてきたら、外から土手を崩して全体を混ぜ合わせます。ここで初めてキャベツを刻むのが「はざま」流で、これによってキャベツの水分をダシ汁に含ませることができるため通常の手法よりも甘みが増します。歯ごたえが残る程度にキャベツを刻んで全体を混ぜ合わせたら丸く広げて焼き上げます。そして裏側が少し焦げてきつね色に焼きあがったら完成です。あとは火を弱くしてはがしですくって食べます。このお店にいったらまず注文するのは当然看板メニューである「はざまもんじゃ」(1450円)です。豚、たこ、生イカ、コーンなど9種類の具が入っていてボリューム万点です。ワイワイと楽しく食べることができるのがもんじゃ焼きの大きな魅力ですよね。

2008年5月5日月曜日

TARABA

最近のかに料理のチェーン店はリーズナブルながらもなかなかおいしいかにを食べることができます。中でも有名なのは「かに道楽」で、道頓堀にある本店をはじめとして日本各地であの大きな蟹の看板を見ることができます。世間ではかにを食べるなら「かに道楽」とまでいわれるほどです。もう一つ優良なかに料理屋さんに東京都新宿区の新宿NOWAビルの4Fに「新宿たらば屋」というかに料理屋さんがあります。中部地方を中心に全国チェーン展開する「甲羅本店」のかに料理専門店直営のお店で、独自のルートで仕入れをして、独自の調理方法を駆使する都市型ダイニングです。座席の数は、座敷が100席、2名から40名の個室が8席もあり、店内は和の基本はおさえつつもとてもモダンな内装なのでちょっと高いところに食べにきた的な気分を味わうことができます。カニのメニューは鍋や寿司などスタンダードなカニ料理のほかに、石焼おこげなどの中華風や、ステーキやカニ味噌レーズンバターなどの洋風メニューもあり、洋風メニューをワインと一緒に楽しむのもおつです。なかでもおすすめなのが「ずわい蟹のしゃぶしゃぶ」(3500円)はみずみずしいズワイガニの脚が1人前で4本もついて、白菜や水菜、大根、えのき、しいたけ、くずきりなどがついてボリューム満点。これを利尻昆布でとったコクのあるダシにささっとくぐらせていただけます。あとおすすめなのが本たらば蟹炙りコース。このコースは蟹酢、蟹サラダ、蟹刺し、蟹の炙り、茶碗蒸し、蟹天ぷら、蟹雑炊、デザート、香の物、これは6500円となっています。その他のメニューは、ずわい蟹の刺身(1280円)、ずわい蟹の炙り焼き(3500円)、本たらば蟹のしゃぶしゃぶ(4500円)、たらば屋特性サラダ(1380円)、蟹チーズグラタン(880円)、カニ爪クリームコロッケ(980円)、ずわい蟹コース(5500円)などです。ドリンクメニューは、ビール・生グラス(680円)、ビール・中瓶(680円)、焼酎グラス(630円)、ワイングラス(580円)、ワインボトル(3800円)、日本酒一合(580円)ですが、やはりかに鍋やかにの炙りを食べるときは日本酒をきゅっとやりながらいただきたいものですね。

2008年5月4日日曜日

kujira-ken

みなさんは今まで食べた中で一番おいしいと思ったラーメンはどこのラーメン屋さんのラーメンでしょうか?つけ麺ではなくラーメンの中でです。私が食べたことのあるラーメンの中で一番おいしいと思ったのは神奈川県横浜市にある「くじら軒」のラーメンです。このお店は横浜市市営地下鉄のセンター北駅から徒歩10分くらいのところにあります。店内にはカウンターが9席、テーブルが12席あり、ラーメン屋さんとしては、ちょっと大きめな作りとなっています。主なメニューは、らーめん(700円)、塩らーめん(700円)、パーコーめん(1000円)、チャーシュー飯(400円)のほかサイドメニューなどもあります。なかでもここのらーめんはすばらしい味です。スープはとんこつ、鶏ガラ、野菜、昆布、煮干、サバ節等吟味した素材から作られる和風ベースであっさりしつつも深い魚介のコクがあります。こういったあっさり系のスープは麺に多くのスープをからませるためにちぢれ麺を使用するお店が多い中で、この「くじら軒」ではストレートの細麺を使用しています。ここがシンプルなしょうゆラーメンにおいてこのお店独特のカラーを出している大きなファクターではないでしょうか。そしてこの麺、一度に3玉以上は茹でないようにしているそうで何度訪れても質の高い麺を食べさせてくれるのです。ラーメンの具はチャーシューとめんまと海苔とナルトと青菜?とねぎというとてもシンプルな構成です。ただシンプルな中にまったくの無駄がなく、ひとつひとつの具材がお互いの味を高めあっているとまで言えるほど微妙なバランスで入っています。そして仕上げに入れている香味油が絶妙に全てを引き立てつつ食欲をそそります。実際にそれぞれの具材をただ一つ食べてもなんの驚きもないのですが、これらが一つのラーメンとなったとき、そしてそのラーメンを完食した後、なんともいえない幸福感を感じることができるのです。「くじら軒」のラーメンを食べると、料理というものは何よりも味付けとそのバランスが大切なのだということを実感できると思います。

2008年5月3日土曜日

konakara

2007年の4月に、新丸ビルの開業と同時にオープンした「こなから(新丸ビル店)」というおでん屋さんがあります。場所はもちろん東京都千代田区丸の内にある新丸ビルの中で、「こなから」は5階に店舗を構えています。カウンター席が30席で、テーブルが8席という平均的ともいえる広さの店内は和を意識しつつも清潔感を保った内装が好印象です。料理は当然素材の鮮度にこだわり、見た目も美しく盛り付けてありとても食欲をそそります。メニューは、じゃが芋や、かぼちゃ、さつま芋、里芋、あんこ玉、おこげ、れんこん餅、手作りはんぺん、いわしつみれ、さつま揚げ、鶏スパイスつくね、椎茸しんじょう、京がんも、すいとん、はんぺん、さつま揚げ、これら一つずつ手間ひまをかけて丁寧に作ってあるものがどれも300円。素材を吟味して作った「厳選素材おでん」がなんと毎日取り寄せているという「たまご」や、だいこん、こぶ、餅きんちゃく、京揚げ、みず菜、京湯葉、きくらげ、こんにゃく、糸こんにゃく、関東すじ、白ずいき、ちくわぶ、と中には滅多にみることのできないような変わり種もあり、とても豊富なメニューです。このおでんは素材はもちろんのこと、そのダシも格別で、昆布、カツオ節、サバ節、に大分産のどんこ椎茸の軸をつかっての関西風なのでくどさがなく、飽きることなく食べることができます。また、一品ものも揃えてあり、新鮮なかきおでんに仕立てた「かきおでん」(1050円)、こちらは他のネタとは別の鍋で作るため、かきの旨みがたっぷりとしみ出たつゆが魅力です。その他では表面は香ばしく、中はとろっとしたシンプルな味わいの「長芋の塩焼き」(740円)は八丁味噌、赤味噌、白味噌をまぜた味噌や、抹茶塩との相性が抜群です。その他には、関西風のダシ巻き玉子(850円)、自家製のいかの塩辛(630円)、久米島産の天然もずく(525円)、なすみょうが(735円)、きゅうりみょうが酢(735円)、神田明神天野屋さんの月見納豆(840円)、なすの揚げだし(735円)、ゆばのお刺身(840円)、お漬物の盛り合わせ(735円)ほか一品物もかなりのこだわりと品揃えを誇っています。しかもさっぱりとした料理が多いため、是非とも日本酒をちょびちょびやりながらいろんな料理を味わいたくなってしまいます。

2008年5月2日金曜日

Tokyo_MidTown

東京都港区にある、東京ミッドタウンをご存知でしょうか?旧防衛庁跡地の再開発計画によって誕生した複合施設なのですが、その中に館内最大の250坪の広さを持つ「Okawari.jp」という食堂があります。客席もミッドタウン最多の270席も配備しており、店内は主に定食エリア、惣菜エリア、パンエリア、ケーキエリア、ジュースエリア、の5つのエリアに分かれていて、店内に入ったらまず席をとり、それぞれのエリアで好きなもの買って席まで持ってきて食べるというシステムです。人気なのは惣菜エリアのランチボックス(1500円)で、9個の枠に仕切られた特製のお皿に60種類もの惣菜の中から好きなものを選んでよそってもらうものです。惣菜には、サラダから、揚げ物、おかず類、ご飯物など食べたい物が必ずあるといわんばかりの豊富な品揃えです。ネタとしてはおもしろいのですが、見た目や、味的にこの一皿に1500円を出すのもちょっと悩むところです。まあこの施設事態が高級な社員食堂風というネタ的なところもあるんですけどね。この食堂にあるたくさんの料理の一例をあげますと、しょうが焼き定食(950円)、干し物定食(1250円)、海鮮丼(1580円)、鶏南蛮丼(780円)、ホットサンド(350円)、ナシゴレン(500円)、真だこのマリネ(300円)、クロワッサンサンド(500円)、フォカッチャサンド(450円)、タルト・オ・マングー(880円)とお祭り的な品揃えです。私的なおすすめは、料理を食べに行くというよりも、ミッドタウンという雰囲気を楽しみながらその時の気分で軽いものをチョイスしてみるくらいの感覚で行くと楽しめるのではないでしょうか?夕方の17時からは営業形態が変わり、BGMもムーディーな感じになります。定食エリアは客席の一部をレストランにしていたり、惣菜エリアでは小鉢によそって1品300円くらいで売っていたり、パンエリアでは夜メニューを追加していたり、ジュースエリアではセルフバーとなり、17時から19時までビールが300円、カクテルが400円となっています。きっとこのサービスは仕事帰りのビジネスパーソンをターゲットとしているのでしょう。この食堂は月ごとに産地でとれたものを中心にメニュー構成をおこなっているそうなので、毎月一回行ってみても新しい発見があって楽しいかもしれませんね。

2008年5月1日木曜日

Ichiran

みなさんは「一蘭」というラーメン屋さんをご存知でしょうか?最近お酒を飲むといつも一蘭のラーメンが食べたくなってしまうので、少し一蘭について書いてみようと思います。このお店は現在全国にチェーン展開しているのですが、その創業は1960年の福岡県福岡市の1号店からです。スープはお客さんが味を調節できるスタイルのとんこつスープで、麺は固さを指定することができる細麺のとんこつラーメンです。一見スタンダードなとんこつラーメンに見えますが、本場九州のとんこつラーメンがすごいとんこつ臭を放つのに対して、ほとんど臭みがないのが特徴の一つです。スープもその他のとんこつラーメンに比べてかなり深みがあるわりには後味はあっさりしています。この味は生粋のとんこつラーメンファンからすると邪道とも言われかねませんが、私は好きです。実際私の知人で、あまり一蘭が好きでない人もいます。そして、このお店が一般のラーメン屋さんと決定的な差別化を図っている要素がそのオーダーシステムと席の配置です。簡単に言えば一人で食べる専用のお店です。(もちろん数人で行っても大丈夫ですが、あまり会話できない雰囲気です)なぜなら1席1席がしきいで区切られているからで、おそらくこれは人見知りな人への配慮だと思います。注文方法はまず食券を買うのですが、席に着いたときに自分の好きな味を選択します。その選択肢は、麺の固さ(超かため、かため、基本、やわらかめ、超やわらかめ)と、スープの濃さ(あっさり、基本、こってり、超こってり)と、にんにくの量(なし、少々、基本、半分、1個)と、ねぎの種類(白ねぎ、青ねぎ、両方)と、チャーシュー(あり、なし)と、辛さを調節する秘伝のたれ(なし、2分の1、基本、2倍、それ以上)です。私はいつもほとんどが基本で、麺だけかためにしています。私は味にこだわったお店であるならその店主が試行錯誤した結果のものを食したいと思っているタイプです、なので普段はほとんど薬味も使うことはありません。ただ、この一蘭は味もけっこう好きですし、このオーダーシステムも味にこだわりがある人に対しての配慮だろうと思います。次に飲んだあとは久しぶりに一蘭に行ってみます。

2008年4月30日水曜日

YEBISU

みなさんは鉄板焼きを食べる時はどこに行かれますか?ここは私のお気に入りなのですが、東京都目黒区の恵比寿駅の近くにあるウェスティンホテルの22階に「鉄板焼 恵比寿」という鉄板焼きやさんがあります。このお店実は2007年に発売されたミシュランガイドTOKYOにも掲載されている、かなりの有名店です。店内からは恵比寿ガーデンプレイスの美しい街並みを見ながら厳選された和牛(たしかA5です)、鮮度抜群の魚介類を目の前で鮮やかな手さばきで調理してくれます。内装も高級感あふれる優雅でありなおかつ落ち着いた雰囲気なので目の前の料理に集中することができるのです。このお店には個室もあり、全室に鉄板カウンターと食後にくつろぐことの出来るソファも装備しているそうなので、機会があれば利用してみたいものです。ちなみにこの個室プランは鉄板焼きがらワインまでが付いて4名からの利用で、一人あたり25000円からだそうです。通常の鉄板焼きのディナーコースは15000円からと、1流の鉄板焼き屋さんにしてはとてもリーズナブルな設定です。六本木などにあるそこまで名の通ってない某鉄板焼き屋さんでも1人前あたり3万円近くもするのですから、今日のデートは「鉄板焼きで決めよう」なんて思っている方なら迷わずこの「恵比寿」で決まりですよね。さて、それなりの料金で美味なのは当然なのですが、このお店の売りの一つに平日のみではありますが、とてもお得でおいしいランチメニューがあります。メニューをあげると、ステーキランチ(3000円)、一日20食限定の和牛の鉄板すき焼き風味(3500円)、一日10食限定の恵比寿ハンバーグ(3200円)、和牛ステーキセット(5000円)の4種類です。中でも一日10食限定の恵比寿ハンバーグがおすすめですね。ディナータイムで使用される上質な肉の細かい部分の残りを使用しているという噂の国産牛100%のハンバーグで、洋風ソースと和風ソースのどちらかを選ぶことができます。一口このハンバーグを食せばあなたも奇跡を感じることができるでしょう。この「鉄板焼 恵比寿」、サービス、質、値段ともに日本屈指のレベルであることは間違いないので今後も何度も足を運びたいお店の一つです。

2008年4月29日火曜日

SAKURAI

東京都文京区の湯島に「厳選洋食さくらい」という洋食屋さんがあります。場所は地下鉄銀座線上の広小路駅をでてすぐのところにあります。この「さくらい」という洋食屋さん、店主も「より高級な食材を吟味する事だけがサービスの向上ではなく、リーズナブルな料金の範囲でお客様に厳選された食材や味を提供することを追及している。」とコメントするように高級志向の洋食屋さんではありません。店名の「さくらい」はお店が家族を中心とするメンバーで構成されていることを意味しており、アットホームな雰囲気を前面に押し出しているところに好感が持てます。かといって定食屋さんではありません。定番のメニューはたらばガニがたっぷり入っているカニクリームコロッケ(1900円)、とても柔らかいオクステールシチュー(3000円)、とても香ばしいメンチカツ(1800円)ハーフなら900円、ガーリックソース味の和風ハンバーグ(1900円)、ご飯物ならトマトソースとデミグラスソースから選べるオムライス(1300円)、ハヤシライス(1700円)、野菜カレー(1400円)、ステーキ丼(1700円)、これらのご飯物はすべてハーフサイズがあり、半額になるというところがうれしいですね。おすすめなのは洋食コース(3000円)で、メイン料理が選べるほか、小さな前菜三点盛りとロールキャベツ、オムライス、デザートとコーヒーまでつくのですからとてもリーズナブルです。中でもロールキャベツはとろとろに煮込まれていて非常に美味。5種類のハーブが入っているそうです。ハンバーグも「さくらい」自慢の濃厚なデミグラスソースがたまらない一品です。その他にも数種類のコース料理があるのでその時の気分でどんな味でも楽しむことができます。最近では高級志向の洋食レストランがもてはやされる風潮も見られますが、この「さくらい」にくれば使う金額と得られる幸福感は比例するものではないのだということが実感できると思います。リーズナブルな価格設定、ハーフサイズも承るという心配り、ぬかりのない料理の味付けと火加減と、随所にお客さんへの心配りを感じることができるこの「さくらい」あなたもぶらりと尋ねてみてはいかがでしょうか?

2008年4月28日月曜日

TAIMEIKEN

地下鉄東西線の日本橋駅から3分くらい歩いたところに「たいめいけん」という洋食屋さんがあります。2階建ての作りで1階と2階ではメニュー構成がまったくちがうお店なのですが、1階はカジュアルな洋食レストランといった感じの比較的リーズナブルなメニュー構成です。中でも目を引くのが名物メニューのコールスローとボルシチの価格が50円というところでしょうか。それ以外の価格は他の洋食屋さんに比べて少し高めなのですが、この50円があることによってとてもリーズナブルな感じがしますね。このお店にはタンポポオムライス(1850円)というメニューがあるのですが、その名前の由来は映画「タンポポ」に登場した料理で、その監督である伊丹十三さんが自宅で作っていたオムライスだからだそうです。このタンポポオムライスですが、ケチャップやバターを利かせた少しマイルドなチキンライスのうえにプルプルの半熟オムレツが乗っていて、そのオムレツの中央にナイフを入れると中の半熟の部分がご飯の上にトロ~ッとしみこみます。卵も上質なものを使用しているのが分かるほどの濃厚な味です。ただ、この素材だけに対して1850円というのは少し割高に感じますよね?しかし、コールスローとボルシチを注文しておけば誰しもが納得しておいしく食せるはずです。2階部分は洋食屋さんではなく洋食レストランとして本格的な料理を提供しています。素材の一品一品の鮮度やその仕込み、ソースなどの仕上げも手間ひまをかけて行っていると評判です。メニュー例をあげると、前菜盛り合わせ(2100円)、小海老カクテル(3200円)、コンソメスープ(1300円)、鮮魚のムニエル(3200円)、車海老のフライ(3500円)、帆立貝のコキール(3200円)、鮑のコキール(3500円)、タンシチュー(3200円)、ビーフコロッケ(2100円)、チキンライス(2100円)、スパゲッティ(2100円)、カツサンドウィッチ(2400円)、ステーキ丼(3000円)そして小皿料理を沢山食べさせてくれるコースが各種そろっています。どの料理も手抜かりはないようで味の評判がとてもよく、洋食レストランとしては確かな位置を築きあげています。デートで行くのもいいと思いますし、お祝いの席なんかにもぴったりな一店なのではないでしょうか?

2008年4月27日日曜日

Menya-Goto

池袋の西口公園をぬけて少し歩いたところに「麺屋ごとう」というラーメン屋さんがあります。全国的にも有名な東池袋の「大勝軒」で修行をした兄弟が独立してできたラーメン屋さんです。実際従業員はその店主兄弟とおそらくそのお母様が定休日以外は毎日厨房にいます。このバイトを雇わないことからもラーメンに対して妥協は許さないという心意気を感じますね。メニュー構成は基本はラーメン(600円)ともりそば(600円)に麺をあったかかくするあつもり(600円)、それにその他トッピングを加えたものとなっています。特筆したいのがチャーシューやメンマなどのトッピングを足さなくても十分にボリュームのある具材が入っていることです。その内容はチャーシュー、メンマ、ねぎ、海苔、なんと卵までデフォルトで入っているのです。しかもそれぞれの具材が非常に高品質です。メンマも歯ごたえがよく味がしっかりとしていて、一切れだけの海苔はただのかざりではなく味と香がしっかりとしている名脇役ともいえる存在となっています。チャーシューはスープやその他の具材とぶつからないようになのか、薄味です。ごとうさんはスープのダシとしてこの味と肉質のチャーシューを入れているのだろうなと、勝手に思い込んでいます。なのでチャーシューは食べきらないことが多いです。とにかくこのボリュームでありながらこの価格設定には驚かされました。世間では卵はトッピングで入れるのが通例となっていますし、それでもどこのお店も大抵は650円くらいに設定しています。最近では原油が高騰したせいか多くのラーメン屋さんが値上げを始めました。それでもいまだにこのボリュームとこの価格を継続しているという事実には頭が下がります。別にどうしても安く食べたいなどと思っているわけではないのですが、この「麺屋ごとう」がお客さんとの関係をいかに大切に思っているかを価格からも表現しているような気がして感動すら覚えます。味のほうはもちろん最高です。「大勝軒」の味をそのまま使うのではなく間違いなく「麺屋ごとう」オリジナルの味です。特に「もりそば」を食べたあとにスープを足してもらうことが出来るのですが、一度これを飲んでしまうと、しばらくはこのスープが飲みたくて飲みたくて仕方がなくなる中毒のような状態になるほどです。

2008年4月26日土曜日

TSUTSUI

津々井という、マスコミなどにも取り上げられる有名な洋食屋さんがあります。お店の場所は中央区新川で、地下鉄日比谷線の茅場町駅から徒歩5分くらいのところです。内装は、シンプルで小奇麗な感じで、1階が厨房、2階と3階が客席となっています。なんでもこのお店、新川で57年もの歴史があるそうで、2代目の店主の越田健夫さんは、ホテルオークラでフレンチの修行をしたそうです。味のほうはさすがにフレンチらしく、どの料理も素材の吟味や仕上げのソースなどにもこだわっているようで、とても奥深い味わいです。人気のメニューは、ランチタイムなら数量限定の名物ハンバーグ丼(1050円)や、ステーキ丼(1580円)。なんと、このハンバーグ丼の自家製のデミグラスソースは20日間も煮込んで作られているそうです。丼の上に厚みがあって柔らかい肉質のハンバーグを乗せ自家製のデミグラスソースをかけ、その上に目玉焼きが乗っているというシンプルなつくりですが、このふんわりとしたハンバーグと、濃厚で深みのあるデミグラスソースの相性が抜群のハーモニーを作り出してくれます。おそらく、他の具材をこれ以上丼に乗せてしまうとこの味のバランスの邪魔をしてしまうのでしょう。夜メニューの一番人気といえばやはりタンシチュー(2100円)なのではないでしょうか?プレートには厚めのタンとポテトや野菜類が盛り付けられていて、タンにデミグラスソースをかけてあります。このタンシチューですが、なんと4時間以上も煮込んで仕上げているらしく、歯ごたえがあり、濃厚なデミグラスソースにもひけをとらない存在感があります。付け合せている野菜類はこの濃厚なタンシチューの味をさらに生かすために少し薄めの味付けがされています。それぞれの具材がそれぞれを生かしあう。それこそが本当に秀でた一品の条件であり、このプレートは見事にそれを体現していると思います。他のメニューはランチタイムなら、スタンダードなハムオムライス(1050円)、トマトソースをかけたトロトロオムライス(1380円)、中にドライカレーが入っているオムドラ(1380円)、ポークカレー(950円)などがあります。近くに行く用事があったときはまた食べに行きたいと思います。

2008年4月25日金曜日

HAYASHIYA

今日は、B級グルメの王道、ラーメンのお話です。ここ最近は異常なつけ麺ブームとなっていますよね。私もつけ麺は大好きですが、今やラーメンを凌ぐ人気と言っても過言ではないかもしれません。このはやし家というお店はブームになるずっと前から独自の味を展開しつづけている名店です。場所は新宿区百人町の大久保駅から徒歩5分くらいのところにぽつんと小さな建物があり、そこで営業しています。一見プレハブにも見えるラーメン屋さんです。メニュー構成は、ラーメンと、みそラーメンと、つけ麺の3品だったような・・・このお店に対する好感度を上げてくれたのが、普段は400グラムという超大盛りのつけ麺なのですが「少なめでお願いします」と言うと、なんと半熟卵またはメンマをサービスで追加してくれるのです。味のほうは、ブームの遥か前から味を追求していただけあり、最近よく見られる酢や砂糖が多すぎてスープのダシの持つ本来の旨みが殺されてしまっているつけ麺とは一味違います。というよりもダシとタレの味がめちゃめちゃ濃いです。私もそのまま飲んだことがありますが、飲みすぎるとムカムカしてしまいます。しかし、私のはじめてのつけ麺はなにをかくそうこのお店だったので、「なるほど、この濃いスープにつけて食べるからバランスがいいのか。これがつけ麺か。」と深く感動した次第です。このスープ、ただ濃いだけではなくカツオやサバの香りを存分に楽しめるように店主が試行錯誤して作り上げたのが容易に想像できる味です。濃くしょっぱいがその中に秩序というものが存在し、加えて麺との相性まで考えられたものです。ちなみにこの麺も今世間に出回っている麺(それはそれでおいしい麺だと思います)とは違い、つるつるとしていてちょっと甘みさえする良質の麺となっております。きっと最初に麺を作り、その後スープを研究し、さらに同時に味を高めていっているのでしょう。この「はやし家」雑誌などにもよくとりあげられ、行列ができていると書かれていますが、実際はそんなに長い時間並ばずに食べることができます。まだこのお店に行ったことがない方、つけ麺は食べたことがあるけどあまり好きではないという方は一度このお店に行ってみたほうがいいと思います。他のどこにもないオリジナルな、それでいて関東でも屈指のつけ麺を食べることができるはずです。これを書いているとだんだん「はやし家」のつけ麺が食べたくなってきちゃいました。

2008年4月24日木曜日

Tendon

浅草に行列ができる天丼の有名店があります。「まさる」という名前のお店なんですが、1947年に開店し、天丼の味が評判を呼び、その流れで天丼専門店になったそうです。かなりの老舗ですね。天丼の割に値段が高く、しかもいい食材を仕入れることができない日は営業しないそうです。かなりオラオラな営業形態ですが、だからこそ全てのお客さんが満足できるものを提供できるわけだと思うので、そういった職人的なお店は大好きです。メニュー構成は、車エビと、キスと、アナゴと、メゴチが乗っている「大入江戸前天丼」が3500円。天然の車エビが3本乗っている「活天然車エビ天丼」が4500円。そして説明不要の「みそ汁」が200円。以上の3品しかないそうです。オラオラですよねぇ。めちゃめちゃ高いですよねぇ。私が以前食べにいったときは、幸い行列はできてなくすんなり入ることができました。開店前から行列ができることもあるそうなので、本当に運がよかったんですね。私はエビだけでなく、色んな食材が食べたかったので、「大入江戸前天丼」を注文しました。でてきてびっくり、なんと大きな丼に車エビ、キス、アナゴ、メゴチが一つずつあふれんばかりにのっかっているじゃないですか。というか立ち上がって飛び出そうとしているようにも見えました。置物と呼んでもいいかもしれません。エビからかぶりついてみました。噂以上です。かぶりつくとまずぷりぷりと弾けるような弾力に驚きました。そしてかなりの大きさなので大味かと思えば、ものすごく繊細な甘味がありました。あれほどのエビはなかなか捕れるものではないと思うので、その味を維持するためにはやはり営業できない日があるのも仕方のないことなんだろうと思います。エビだけでなく、キスも、アナゴも、メゴチもそれぞれ絶品の一言で、上質の食材を選りすぐっているんだということをしみじみと感じることができました。その味を引き立てているのがなんともダシのきいている天つゆでした。なんと5時間以上もかけて仕込んでいるそうで、天丼にかける思いがひしひしと伝わってきました。きっと長い年月研究に研究を重ねてこの味ができあがったのでしょう。ついでにいうと、店員さんは頑固オヤジを想像していたのですが、ところがどうして、気軽に話してくれるとても優しい店主さんでした。きっと本当においしいと思うものだけをお客さんに食べさせたいと思っている店主さんなんでしょうね。