2008年5月4日日曜日
kujira-ken
みなさんは今まで食べた中で一番おいしいと思ったラーメンはどこのラーメン屋さんのラーメンでしょうか?つけ麺ではなくラーメンの中でです。私が食べたことのあるラーメンの中で一番おいしいと思ったのは神奈川県横浜市にある「くじら軒」のラーメンです。このお店は横浜市市営地下鉄のセンター北駅から徒歩10分くらいのところにあります。店内にはカウンターが9席、テーブルが12席あり、ラーメン屋さんとしては、ちょっと大きめな作りとなっています。主なメニューは、らーめん(700円)、塩らーめん(700円)、パーコーめん(1000円)、チャーシュー飯(400円)のほかサイドメニューなどもあります。なかでもここのらーめんはすばらしい味です。スープはとんこつ、鶏ガラ、野菜、昆布、煮干、サバ節等吟味した素材から作られる和風ベースであっさりしつつも深い魚介のコクがあります。こういったあっさり系のスープは麺に多くのスープをからませるためにちぢれ麺を使用するお店が多い中で、この「くじら軒」ではストレートの細麺を使用しています。ここがシンプルなしょうゆラーメンにおいてこのお店独特のカラーを出している大きなファクターではないでしょうか。そしてこの麺、一度に3玉以上は茹でないようにしているそうで何度訪れても質の高い麺を食べさせてくれるのです。ラーメンの具はチャーシューとめんまと海苔とナルトと青菜?とねぎというとてもシンプルな構成です。ただシンプルな中にまったくの無駄がなく、ひとつひとつの具材がお互いの味を高めあっているとまで言えるほど微妙なバランスで入っています。そして仕上げに入れている香味油が絶妙に全てを引き立てつつ食欲をそそります。実際にそれぞれの具材をただ一つ食べてもなんの驚きもないのですが、これらが一つのラーメンとなったとき、そしてそのラーメンを完食した後、なんともいえない幸福感を感じることができるのです。「くじら軒」のラーメンを食べると、料理というものは何よりも味付けとそのバランスが大切なのだということを実感できると思います。
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