2008年5月28日水曜日

Pizza

イタリアのトスカーナ地方で食べられていた丸型のパンがピッツァの原型とされていますが、発祥の年代ははっきりとはしていません。16世紀にイタリアのトマトが伝わる以前に、すでにチーズ、魚や肉などの具をのせて食べていたといわれています。その後トマトソースを使ったピッツァが次第に広まっていったようです。ちなみにおなじみの「マルゲリータ」はどうやって生まれたかといいますと、19世紀の後半に、ナポリを訪れたマルゲリータ王妃に献上するために、ピッツァ職人が、トマトの赤、チーズの白、バジルの緑でイタリア国旗をイメージしたもので、その後移民によってピッツァはアメリカに伝わったそうです。日本で始めてのピッツァのお店は1954年に開店した六本木の「ニコラス」というお店です。オーナーのニコラス・ザベティさんはアメリカ人ですので、ピッツァはアメリカを経由して日本に伝わったことになります。「ニコラス」は以前紹介したことがありますので、今日は「マルゲリータ」がおいしいお店、六本木にある「PIZZERIA_BAGGIO」というお店を紹介します。六本木駅から3分くらいの場所にあり、もちろんおすすめなのは「マルゲリータ」(1680円)で、ゴツゴツとこげがついていて、かなりもちもちとした食感が売りのナポリピッツァです。ここのピッツァは全種類にレギュラーサイズとスモールサイズがあり、少人数でも大人数でも対応できます。いろいろな種類のピッツァを食べたい時にはとてもありがたいサービスです。そしてこのお店にはピッツァ以外にも、350円からという豊富な前菜もあり、ビールやワインを飲みながら料理を楽しみたいお店です。その他には、「本日の野菜の石釜焼き」(1050円)、「モッツァレラチーズと甘いフルーツトマトたっぷりのカプレーゼ」(1250円)、「カナダ産シマ海老と小ヤリイカ・ズッキーニのフリットミスト」(950円)、「クアトロ・フォルマッジ」(1850円)などを揃えています。建物の都合上、火はガスを使用するそうですが、薪にも引けをとらない美味しさを誇っています。六本木界隈はピッツァの激戦区でもあるのですが、この「PIZZERIA_BAGGIO」は一般的なイタリアンレストランとは違い、独自のスタイルを貫いているお店です。

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