2008年6月4日水曜日

Gyu-Gyu

港区、西新橋の「炭火焼肉Gyu-Gyu」。焼肉が好きな方ならその名前は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。この「Gyu-Gyu」は、牛肉を専門に扱って80年の卸会社が直営するお店で、全国のブランド牛より、季節や牛のコンディションも加味した選りすぐりの肉がそろいます。よく言われる「1頭買い」もここでは当たり前のことで市場内に大型の貯蔵庫を持ち、牛1頭1頭の個性に合わせて熟成を施していきます。それによって最高品質の肉が完璧な食べごろでお店へと運ばれてくるのです。見事なサシが美しくはいった肉はまさに芸術品で、テーブルにつけダレは置いてなく、うっすらと下味のついた肉を七輪で軽く焼いて、そのまま口に運びます。最高級の肉に無駄な調味料は要らないというこだわりの結果で、角のとれたまろやかな味わいで、脂がほんのり優しく絡んできます。見事な霜降りでありながら脂のしつこさがほとんどないというのも特徴のひとつです。人気のメニューは、「これ以上のカルビはない」とまで店長さんが自身を持っているという「特選カルビ」が1人前2480円。そしてこれほどサシのはいったロースは貴重で、独特な甘みが楽しめる「特選ロース」が2480円。料金はそれなりですが、その分味も最高級のお肉です。ランチの営業では「プルコギ定食」(850円)や「石焼ビビンバ」(850円)。他に、限定でA5ランクの和牛を使用した「カルビキムチセット定食」(900円)や「和牛極上焼肉セット」(1600円)などもあります。お店は新橋駅をでてから外堀通りを少し歩き、細い路地を入ったところのビルの地下にあります。店内ではR&BやHIPHOPも流れ、内装も明るく、軽やかな活気に満ちています。焼肉は七輪で食べますが、強力な排気ダクトがあるので煙や臭いの心配は無用です。座席数は32席と多くはないので予約が必要です。鮮度を大切にする焼肉屋さんではよく見かける黒板はこのお店にもあり、レジ横に置いてある黒板には、メニューだけではなくその日に使用する肉が明示されます。牛肉に精通した店長はほぼ毎日市場へ出向き、納得の行く和牛のみをセリ落とすそうです。

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